青森山田が２度目の選手権制覇を達成して早５か月が経った。新シーズンはすでに開幕し、再び全国各地で熱戦が繰り広げられている。 今季の高校サッカー界は、昨年以上に混戦模様だ。

　どこが頂点に立ってもおかしくない熾烈な争いの中で、どんな逸材が頭角を現わすのか。今回は高円宮杯、沖縄開催のインターハイ、そして選手権でブレイクスルーが期待される有望株300人を総まとめ。男子部門の全国６地域と女子部門に分けてお届けする!!２回目の今回は関東編Part１だ。

※経歴の表記は下記の通り。
U‒00 ＝年代別日本代表（2019年実績）、高校選抜＝日本高校選抜（欧州遠征メンバー）、00国体＝国民体育大会出場メンバー（16歳以下の県選抜）
 
No36
MF
八木滉史
やぎ・こうし
流経大柏（千葉）／３年／171㌢・62㌔
プレースタイル：司令塔
経歴：―
ピッチ内外で〝流経〞を牽引するリーダーだ。「一番大事と言い切る球際での強さに、良質なキックとワンタッチパスが魅力。中高の先輩・関川（鹿島）と同様に向上心も強い。
 
No37
MF
須藤直輝
すどう・なおき
昌平（埼玉）／２年／167㌢・61㌔
プレースタイル：ドリブラー
経歴：U-17、18国体
〝埼玉のタレント軍団〞で１年生から10番を背負うトリックスター。緩急自在の仕掛けからパスやシュートに持ち込む。昨年の国体は４戦連発で、埼玉県選抜の日本一に貢献。
 
No38
DF
畑 大雅
はた・たいが
市立船橋（千葉）／３年／175㌢・70㌔
プレースタイル：スピードスター
経歴：U-17、17国体、18国体
 〝名門・市船〞が誇る超高速右ＳＢ。左サイドに入る植松との両翼は、新チームの大き
な強みだ。爆発的な突破は相手に警戒されても、簡単に止められないほどの迫力がある。
 
No39
FW
西川 潤
にしかわ・じゅん
桐光学園（神奈川）／３年／180㌢・70㌔
プレースタイル：チャンスメーカー
経歴：C大阪入団内定、高校選抜、U-20、17国体
今季の主役候補筆頭だ。複数のＤＦを一気に抜き去る高速ドリブルと強烈な左足に加え、高さも備える大器。高体連組ではいち早くＣ大阪入りが内定し、Ｊ１デビューも飾った。
 
No40
FW
櫻庭晴人
さくらば・はると
習志野（千葉）／３年／159㌢・54㌔
プレースタイル：チャンスメーカー
経歴：―
柏Ｕ-15出身の小さな名手。技術力とスペースを見出す感覚に優れ、重心の低いドリブルから好機を生む。インターハイの出場枠が１校となった今季、千葉で波乱を起こすか。
 
No41
MF
植村洋斗
うえむら・ひろと
日大藤沢（神奈川）／３年／172㌢・67㌔
プレースタイル：チャンスメーカー
経歴：―
全国レベルのテクニシャン。個で打開するだけでなく、周囲を活かす術や決定力も兼ね備える。憧れはＴ・クロース（Ｒ・マドリー）。神奈川で西川の前に立ちはだかれるか。
 
No42
MF
平松柚佑
ひらまつ・ゆうすけ
山梨学院（山梨）／３年／171㌢・70㌔
プレースタイル：潰し屋
経歴：―
ピッチ内で誰よりも感情を表現し、身体を張る闘将だ。セカンドボールの回収率「85％」を目標に掲げるボランチは人一倍走り、肉弾戦で競り勝ってチームに歓喜をもたらす。
 
No43
DF
原田大渡
はらだ・たいと
駒澤大高（東京）／３年／178㌢・70㌔
プレースタイル：エアバトラー
経歴：―
昨年はコンバートされたＦＷで活躍。強敵相手でもボールを収める強さや高さを発揮し、選手権ではゴールを決めた。今年は本来のＣＢとして、その実力を如何なく見せている。

文●吉田太郎

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