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日本代表スタッフ 藤田俊哉氏に訊く――久保建英のA代表選出とアヤックスの復活劇に共通する“強化スタンス”

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月01日

「(堂安に関して)粘り強く交渉を続けたが最後までクラブからの許可は下りなかった」

コパ・アメリカでは、東京五輪世代の選手も多数選出された。写真は昨年行なわれたアジア大会。(C) SOCCER DIGEST

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――キリンチャレンジカップのメンバー発表の翌日には、コパ・アメリカに挑むメンバーも発表されました。いまお話が出たように、こちらは久保選手、大迫選手が継続的に選ばれたほか、初招集選手は13名にのぼります。GK川島永嗣選手、MF柴崎岳選手、FW岡崎慎司選手のベテラン勢も選ばれていますが、彼らをオーバーエイジ枠として考えると、まさに東京五輪代表チームで臨むかっこうとなりました。
 
「1年後のビッグイベントの重要性を考えても、本来ならば、コパ・アメリカは五輪代表チームとして挑んでも決して悪くない。選手の招集に関しての権利がないと言うのもあるが。実際にメンバー選考については五輪代表選手中心の日本代表になった。残念だったのは、FCフローニンゲンの堂安律が参加できなかったこと。今年1月にアジアカップがあったからといって、その大会に出場した選手が今回のコパ・アメリカに出られないというルールはないから、所属クラブから貸し出してもらえれば参加可能であったが、粘り強く交渉を続けたが最後までクラブからの許可は下りなかった。堂安本人もブラジルに行きたかっただろうけれど、FCフローニンゲンにとって欠かすことのできない中心選手。今の彼にはしっかりと休ませることが重要である、というクラブの判断により最後まで首を縦に振ってもらえなかった。
 

 コパ・アメリカは東京五輪を1年後に控えたなか、高いレベルで、かつ大会形式で戦える最高の場となる。間違いなく堂安は五輪代表チームにとっても攻撃の要の選手。森保監督にとっても彼の不参加は大きな痛手だ。コパ・アメリカという真剣勝負の舞台を通して、チームとしてどれだけ成長できるか、自信をつけることができるか。その結果として良い成績を手にできたら、そんな素晴らしいことはない。3年後のカタール・ワールドカップを見据えても、コパ・アメリカでの若手の成長を期待せずにはいられない。いい選手が育てばおのずと結果に近づく。世界のトレンドも若手の台頭は欠かせない要素。アヤックスなんて好例だろうね」
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