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【FC東京】「打つのは決めていた」「自分で行ける」。アグレッシブなスタンスが生んだ久保の2ゴール

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2019年06月01日

今季J1でのゴール数を「4」に伸ばす

後半のアディショナルタイム、久保がGKをかわしてダメを押した。写真:滝川敏之

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[J1・14節]FC東京3-1大分/6月1日/味の素スタジアム

 前半2分、久保建英がいきなりボールをロストしたシーンを見て、「今日は大丈夫かな」と長谷川健太監督は思ったという。しかし、その直後、久保は素晴らしいチャンスメイクで決定機を演出すると、11分には小気味いいドリブル突破で観衆を沸かせる。
 
 そして39分、中央突破からエリア内に自ら持ち込み、得意の左足でフィニッシュ。見事ゴールネットに突き刺した。相手からボールを奪ってドリブルに入った瞬間から「シュートを打つのは決めていた」という。久保のアグレッシブなスタンスが生んだゴールと言えるかもしれない。
 
 さらにFC東京の2-1で迎えた90+1分、ティティパンのGKへのバックパスを見逃さなかった久保がそのボールをかっさらい、そのままGKをかわして無人のゴールへ流し込んだ。ナ・サンホにパスを出すという選択肢もあるなかで、この17歳はGKを抜くチョイスをした。
 
「あそこでパスを出してミスをしたら良くないので、自分で行きました。もうひとりDFが多くいて、サンホ選手が良いポジションにいたらパスを出してますけど、今回は自分で行けると思いました」
 

 ダメ押し弾を「ロスタイムは5分あったので、あそこで決めてなければ苦しく、精神的にも追い込まれていたと思います。その意味で大きな1点でした」と振り返る久保は、これで今季J1でのゴール数を4に伸ばした。
 
 久保自身は「入る時は入る。チャンスがある試合はあるし、ない試合はないので」と至って冷静に話すが、大分戦で決定的な仕事をしたのは紛れもない事実。前節の敗戦でのショックを払拭する意味でもこの1勝は大きな価値があり、そこに大きく貢献した久保の仕事ぶりは掛け値なしに素晴らしかった。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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