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ブンデス優勝争いの決着は最終節へ! 最後に笑うのは屈強バイエルンか、諦めないドルトムントか?【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2019年05月18日

ドルトムントの戦力はそろう、一方のバイエルンは…

ドルトムントは、エースのロイス、そして守護神のビュルキが戻ってくる。 (C) Getty Images

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 ポジティブな要素はある。正GKロマン・ビュルキは負傷から復帰予定。そしてシャルケとのルール・ダービーで提示されたレッドカードで出場停止だったキャプテンのマルコ・ロイスがチームに戻ってくる。バイエルン対策に、入念なビデオ分析も行っているようだ。

 勝たなければならない試合に勝つことができるか。ドルトムントに突き付けられている命題はこれだ。解放されたプレーで、勇敢に勝利を目指す。そしてミュンヘンで何かが起こることを祈る。考えていてもしょうがない。彼らは、やれることをやるのみだ。

 追われるバイエルンにも、負けられない理由がある。フランク・リベリー、アリエン・ロッベン、そしてラフィーニャ、3人のベテランがクラブでの最後の試合を迎える。

 ラフィーニャは記者会見で涙を浮かべながら感謝の言葉を口にした。

「ブラジルにいる母親から、電話がかかってくるんだ。試合の結果や僕の成績なんかは聞いてこない。いつでもチームメイトやスタッフへの立ち振る舞いについてを気にかけている。

 僕はいつでもチームのために、チームの雰囲気をよくするために、ここバイエルンで戦ってきた。だから、次の試合が最後の試合になるから悲しいんじゃないんだ。素晴らしい仲間たちとの日々が終わりになってしまうことが、とても悲しいんだ」

 このラフィーニャの言葉を、会見場の後方で聞いていたバイエルンの選手は、みな神妙な顔でその言葉を受け止め、涙をこらえられずに泣き出す選手もいた。

 彼がどれだけ重要な存在だったのか。それを改めて感じさせた。常にピッチに立つ絶対的なレギュラー選手ではなかったかもしれない。しかし、バイエルンにはラフィーニャが必要だった。

 そしてロッベンとリベリーだ。一時代を築き上げた両雄による最後の一戦。彼らふたりがブンデスリーガに移籍してきたことで、この国のリーグレベルは間違いなく上がった。

 ロッベンはスタメン出場で起用され決勝ゴールを決めることを夢見て、「そうなったら本当に最高だね」と笑った。

 リベリーは「バイエルンはプライベートでもいつも僕のことをサポートしてくれた」と感謝の言葉を口にしていた。だからこそ、ラストマッチをピッチの上で。その思いはチームメイトもファンも一緒だろう。
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