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吉田麻也はなぜプレミアで生き残れるのか? 英国人記者が語る凄さ 「彼は300万ポンドじゃ安すぎる!」

カテゴリ:海外日本人

スティーブ・マッケンジー

2019年05月04日

目の肥えたファンも驚く活躍ぶり

7年前のプレミア挑戦からスアレス(左)のような世界屈指の名手たちと渡り合ってきた吉田。その存在はファンからも認められている。 (C) Getty Images

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 吉田がプレーするCBは、英国内では伝統的に重要なポジションであり、何よりも相棒との連携が重要だと考えられている。

 トビー・アルデルワイレルド(現トッテナム)、デヤン・ロブレン、フィルジル・ファン・ダイク(ともに現リバプール)、そしてジョゼ・フォンテ(現リール)といった、国籍も言語も違う各国の代表クラスたちとコンビを組んできた彼には、優れたコミュニケーション力が備わっているのだろう。彼が日本代表だけでなくサウサンプトンでもキャプテンを務める理由もそこにあるはずだ。

 プレミアリーグは、他のリーグを圧倒する放映権料によって各クラブが潤っているため、選手の入れ替わりがとりわけ激しい。そのなかで、最も重要視されると言っても過言ではないCBで、7年もサウサンプトン一筋でプレーする吉田の活躍にはイングランドの目の肥えたファンたちも驚いている。
 
 あるセインツ(サウサンプトンの愛称)の関係者は、こう語っていた。

「マヤはクラブに欠かせない存在だよ。7年前に我々が支払った300万ポンド(約4億2000万円)が、今じゃ安すぎると思えるぐらいだ」

 30歳になりベテランの域に達している吉田が、サウサンプトンを去る日はそう遠くはないかもしれない。その瞬間が訪れたとき、セインツのファンは彼の偉大さを改めて知ることになるはずだ。

取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
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