• トップ
  • ニュース一覧
  • 吉田麻也はなぜプレミアで生き残れるのか? 英国人記者が語る凄さ 「彼は300万ポンドじゃ安すぎる!」

吉田麻也はなぜプレミアで生き残れるのか? 英国人記者が語る凄さ 「彼は300万ポンドじゃ安すぎる!」

カテゴリ:海外日本人

スティーブ・マッケンジー

2019年05月04日

歴代監督が吉田を重用する理由

いまや最古参となった吉田。最終ラインでリーダーシップを発揮するチームに不可欠な存在だ。 (C) Getty Images

画像を見る

 プレミアリーグでプレーしてきた日本人選手について考えるとき、私が最初に思い浮かぶのが、サウサンプトンの吉田麻也だ。

 私がサウサンプトンの試合を見るとき、彼の名前はほぼ毎試合のように先発のラインアップに記されている。チームの中で自分の居場所を取り戻すため、吉田は何度なくポジション争いに挑み、そして常に制してきた。

 プレミアリーグでの通算出場数は日本人最多の146試合。その数字は、絶え間ない努力とプロフェッショナリズムの賜物と言えるだろう。

 吉田がオランダのVVVからサウサンプトンに活躍の場を移したのは2012年8月。それ以来、マウリシオ・ポチェティーノやラルフ・ハーゼンヒュットルなど、合計6人の監督の下でプレーしてきた。

 英国メディアは、監督が変わるたびに吉田のポジションが危ないと指摘してきた。というのも、サウサンプトンが監督を変えるのは、当然ながらリーグの下位に低迷している場合が大半。そして、手っ取り早くチームを向上させる常套手段が、「センターラインの守備のテコ入れ」だからだ。
 
 しかし、その度に吉田は生き残って、監督からの信頼を勝ち得てきた。これは、彼のフィジカル能力だけでは成し得ないものだと思っている。では、吉田の何が新監督たちに認められるのか? それは圧倒的な英語スキルと高いコミュニケーション能力にあるのではないだろうか。

 彼が英語で話すインタビューを見ていて私が気付いたのは、ハッキリとした口調で、時折、ジョークも挟んでいる点だ。

 英語をマスターしていない選手の場合、緊張感のあるインタビューで、ジョークを交えながら話すというのはなかなか難しい。だが、吉田はそれをいとも簡単にやっているのだ。このスキルに、私は感服している。今年3月に英国内での永住権を取得することにも繋がった語学力は伊達ではない。

 また、吉田は人格者でもある。国内外から数多くの名手たちが揃うプレミアリーグで、長年に渡って生き残るためには、チームに馴染むための個性が非常に重要になる。でなければ、定位置を確保することはおろかチームに残ることも困難だろう。
 
【関連記事】
「自分のやり方で、正しいと思ったことをする」吉田麻也が理想のキャプテン像とセカンドキャリアを語る!
武藤嘉紀に強力ライバル!? ニューカッスルが今夏の補強候補として“新たなアスプリージャ”にロックオン!
「シンジはチームが求めるヒーローだった!」レスター地元紙が退団を表明した岡崎慎司の“思い出”を回想
「マコト・ハセベは”社会現象”だ」フランクフルト地元紙の番記者が、長谷部誠を絶賛!
小野伸二がセルジオ越後氏への想いを激白!「なんなんだ、この人はって」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ