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識者が選ぶ、平成の日本代表ベスト11!「佐藤、金田、都並、松田…もう10年ズレていたら、もっと活躍できたか」

カテゴリ:日本代表

清水英斗

2019年04月26日

平成3年に引退した金田を入れるのは、やや無理があるが、まあ、気にしない

 まず、センターフォワードを佐藤にするとして、ウイングを誰にするか。
 
 筆者自身は生で観ていたわけではないが、ドリブラー金田喜稔のスゴさは、色々な人から聞いてきた。『キンタダンス』と呼ばれるシンプルなフェイントで、タイミングをずらし、右サイドを鋭く突破する。まさに1対1の達人だ。
 
 90年代や2000年代に入ると、金田のような1対1専門のウイングは存在感が薄くなったが、ここ10年ほどの間は、その価値が見直されている。中央に人数を集めて厚みを得る代わりに、大外からは金田のようなドリブラーが、ひとりで仕掛けて打開する。そして、正確なクロスへ。金田と佐藤のコンビは、得点を量産するに違いない。もっとも平成3年(1991年)に引退した金田喜稔を『平成ベストイレブン』に入れるのは、やや無理があるが、まあ、気にしない。右に金田を置いたら、左は中島翔哉か。平成始まりのドリブラーと、終わりのドリブラーを、左右に配してみた。
 

 さて。次は中盤をどうするか。
 
 運動量があり、判断が早く、ニアゾーンの飛び出しなど、マルチタスクをこなせるインサイドハーフとして、藤田俊哉と中田英寿を挙げた。藤田はまさしくこのポジションに合う選手だろう。また、ロシア・ワールドカップの日本戦ではケヴィン・デ・ブライネのプレーに舌を巻いたが、中田英は、それに近い推進力を生み出す稀有な日本人選手だった。ポジションはトップ下、晩年はボランチで出場したが、その中間となるインサイドハーフでプレーするところも、見てみたかった。マンチェスター・シティ移籍後のデ・ブライネのように、中田英もさらに一段階、化けたかもしれない。
 
 アンカーは、長谷部誠。時代を遡れば遡るほど、攻撃と守備のどちらか一芸に秀でた選手が多く、逆に攻守のバランスに優れたタイプは少なめ。やはり長谷部か。だが、この個性的な顔ぶれの心を整えるのは、骨が折れそうだ。
 
 サイドバックは、都並敏史と内田篤人。前線の個をサポートするのがうまいタイプを選んだ。ボランチの脇に入る『偽のサイドバック』として縦パスの起点になったり、鋭い読みでボール奪取に行ったりと、中盤のサポートもできるはず。このふたりは、時代が違えば、違うサイドバック像を見せたように思う。
 
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