迫力満点のセットプレーは重要な得点源になり得る
CKでは直接ボールを送り込む形とともに、ひと工夫を加える形もあり、実際にチャンスを創出していた。42分に得た左CK。安部がタッチライン際にポジションをとっていた東俊希(広島)にいったんリリースし、そこから鋭いクロスを上げて三國のヘディングシュートにつなげた。
惜しくもゴールには至らなかったが、迫力満点。セットプレーはU-20日本代表の重要な得点源になり得るのではないか。
しかしながらグループステージでぶつかる3か国――南米予選を1位で通過したエクアドル、育成年代からの指導に定評のあるメキシコ、そして何だかんだいっても古豪のイタリアと、曲者ぞろいだ。中盤の構成力では引けをとらないとはいえ、守備に回らされる時間が多いのではないか。
FWの宮代大聖(川崎)は「確かに相手は強いけれど、そういう展開になっても焦れずに戦おうと、みんなで話し合っている。引いて守ってカウンターではなく、できるだけ自分たちがボールを持って攻めたい」と、負けん気をのぞかせた。
惜しくもゴールには至らなかったが、迫力満点。セットプレーはU-20日本代表の重要な得点源になり得るのではないか。
しかしながらグループステージでぶつかる3か国――南米予選を1位で通過したエクアドル、育成年代からの指導に定評のあるメキシコ、そして何だかんだいっても古豪のイタリアと、曲者ぞろいだ。中盤の構成力では引けをとらないとはいえ、守備に回らされる時間が多いのではないか。
FWの宮代大聖(川崎)は「確かに相手は強いけれど、そういう展開になっても焦れずに戦おうと、みんなで話し合っている。引いて守ってカウンターではなく、できるだけ自分たちがボールを持って攻めたい」と、負けん気をのぞかせた。
相手がポゼッションし、攻めてくるということは背後にスペースができやすい。ボールを奪ったあとの、最初のアクションで、いかに有効な攻撃を仕掛けられるか。その精度が勝負を分けるひとつのカギになるのではないか。
トレーニングマッチの視察に訪れていた日本代表の森保一監督は「世界の舞台で、個々のクオリティーや武器をどんどん見せてほしい」と将来を嘱望される選手たちにエールを送った。
1999年、ナイジェリアで行われたワールドユース(現・U-20ワールドカップ)で、日本は準優勝に輝いている。あれからちょうど20年、ポーランドの地でどんな成績を残すか。
5大会ぶりに出場した韓国での前回大会で、日本は堂安律、久保建英、冨安健洋らを擁し、ラウンド16まで進んだ。今回もまたそこが現実的な目標になるだろう。
取材・文●小室功(オフィスプリマベーラ)