結果に焦点を合わせた韓国、実験に重きを置いた日本
ハン・ジュン記者によると、取材に応じてくれたコロンビア人記者は「日本戦ではハメス・ロドリゲスやファルカオが先発するなど主力が多く起用されたが、韓国戦では代替え選手を確認する狙いがケイロス監督にはあったと思う」としたうえで、「韓国と日本、2チームともとても速さがあった。ただ、能力的な面では韓国のほうがよかった。攻撃が脅威的だった。違いを作れて決定力があるソン・フンミンを保有しているので強かった。ゴールの潜在力があったのは韓国だ。日本はサッカーをたくさんしたが、韓国のように効率的ではなかった」と日韓の印象について語ったという。
勝利した韓国代表へのリップサービスも含まれているだけに、それを額面通りに受け取る必要はないだろう。『スポーツ韓国』も「韓国・日本サッカー、大きく違っていた3月Aマッチの動き」と題した記事の中でこう綴っている。
勝利した韓国代表へのリップサービスも含まれているだけに、それを額面通りに受け取る必要はないだろう。『スポーツ韓国』も「韓国・日本サッカー、大きく違っていた3月Aマッチの動き」と題した記事の中でこう綴っている。
「韓国と日本は同じチームを相手に3月のAマッチを消化した。結果だけ見れば韓国が良い成績を記録した。しかし、2チームの焦点は大きく違った。ベント監督が“結果”に焦点を合わせたのに対し、森保監督は“実験”に重きを置いた」
韓国代表のベント監督は、期待されたイ・ガンイン、ペク・スンホといった若手を一度も起用せず、同じような選手で2連戦を戦った。「対して日本は強豪コロンビア戦では鈴木武蔵、鎌田大地など3名がAマッチデビューしただけではなく、ボリビア戦では先発を100パーセント変えた。2試合で先発起用された選手が22名もいた。経験が不足していても良い選手を発掘するという構想がその土台にある」(『スポーツ韓国』)。
対照的だったこの違いが今後、日本代表と韓国代表のチーム作りにどのような影響をもたらすか。引き続き注目していきたい。
文●ピッチコミュニケーションズ
参照元:『スポーツソウル』日本版
韓国に惜敗コロンビア代表監督「日本戦と韓国戦は違った。韓国は日本より…」