「1点より2点、2点より3点」。久保に満足感は一切ない
迎えた東ティモール戦ではU-22日本代表での初ゴールを含む2得点の活躍。「ある程度暑さなどは分かっているつもりだったけど、正直スタートから出るのは違った。いつもこの時期に日本でできていること、当たり前にしていることがちょっとミャンマーでは難しいと感じた」と語るほど、厳しい環境で戦ったのは間違いない。
それでも攻守に関わり、しっかりと結果を出したことは評価に値すると言っていいだろう。
それでも攻守に関わり、しっかりと結果を出したことは評価に値すると言っていいだろう。
またピッチ内外で積極的にコミュニケーションを図り、自分の意見を伝えて周囲と意識を共有。2点目の杉岡のクロスに関してもトレーニングから要求していたプレーであり、一つひとつの細かいところでも連携面の向上を感じさせたのは明らかである。
得点という目に見える結果を残し、前回からの確かな成長をピッチで示した久保。
「1点より2点、2点より3点。得点は多い方がいいので、そういうところでしっかり自分を出せていければいい」と次の試合を見据えた男は、よりゴールに絡むプレーを増やすことで自身の価値を証明していく。
取材・文●林 遼平(フリーライター)