「彼があそこに感じて入っていった、そういうこと」
にもかかわらず、あの重要なシーンでチームキャプテンは大仕事をやってのけたのだ。試合後、遠藤保仁はその“嗅覚”をこう称えた。
「攻撃面はバランスを取りながらだったはずで、やはり守備の持ち味を出すための(SB)起用だと思う。長谷川君のドリブルは危険だったけど、上手く対応してましたね。得点のところは……彼があそこに感じて入っていった、そういうことでしょう。それに尽きる。アグレッシブに闘うなら、あそこまで行って当然と判断してのこと。あの時間帯にあそこまで走れているのも大きな要因だったと思う」
殊勲の決勝弾を挙げた三浦だが、浮かれる様子は微塵もない。「まだまだ監督に求められている守備のところは、物足りないと感じている」と気を引き締めつつ、「失点が続いていたのは気になっていたので、攻撃的なフロンターレを相手にゼロで終われたのは自信に繋がります」と前を向いた。今季公式戦5戦目にして達成した初のクリーンシートは、栄光の背番号5と腕章を付ける三浦にとって、決勝点と同じくらい大きな価値があっただろう。
月曜日には日本代表合宿に合流し、コロンビア戦(22日)とボリビア戦(26日)に臨む。CBのレギュラーの座を争うなかで、大きな弾みとなったに違いない。
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
「攻撃面はバランスを取りながらだったはずで、やはり守備の持ち味を出すための(SB)起用だと思う。長谷川君のドリブルは危険だったけど、上手く対応してましたね。得点のところは……彼があそこに感じて入っていった、そういうことでしょう。それに尽きる。アグレッシブに闘うなら、あそこまで行って当然と判断してのこと。あの時間帯にあそこまで走れているのも大きな要因だったと思う」
殊勲の決勝弾を挙げた三浦だが、浮かれる様子は微塵もない。「まだまだ監督に求められている守備のところは、物足りないと感じている」と気を引き締めつつ、「失点が続いていたのは気になっていたので、攻撃的なフロンターレを相手にゼロで終われたのは自信に繋がります」と前を向いた。今季公式戦5戦目にして達成した初のクリーンシートは、栄光の背番号5と腕章を付ける三浦にとって、決勝点と同じくらい大きな価値があっただろう。
月曜日には日本代表合宿に合流し、コロンビア戦(22日)とボリビア戦(26日)に臨む。CBのレギュラーの座を争うなかで、大きな弾みとなったに違いない。
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)