だからこそ訴えてきた「海外挑戦のススメ」
2008年1月に名古屋を飛び出し、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、そしてオーストラリアと渡り歩いた。世界のトップシーンで酸いも甘いも嚙み分けながら、熾烈な生存競争に身を投じて己を高めてきた。そこには確固たる価値観と自負がある。本田はあらためて、Jリーグでプレーするヤングタレントに“海外挑戦”の重要性を説く。
「僕はずっと『海外に行け』と言っている。まだ日本の若手がJリーグに居座るのは早いと思いますけどね。というのも三木谷さんみたいなひとがJリーグにとってものすごくありがたい動きをしてくれていますけど、それがもう少し進んだとしても、日本がドイツのリーグみたいに移籍することなく、自国でやっていても十分にワールドカップ優勝を目指していけるみたいなリーグになるには、まだ時間がかかるんで。目先はまだまだ海外に出て、いろんな経験を積んだほうが選手としては伸びるでしょう」
「僕はずっと『海外に行け』と言っている。まだ日本の若手がJリーグに居座るのは早いと思いますけどね。というのも三木谷さんみたいなひとがJリーグにとってものすごくありがたい動きをしてくれていますけど、それがもう少し進んだとしても、日本がドイツのリーグみたいに移籍することなく、自国でやっていても十分にワールドカップ優勝を目指していけるみたいなリーグになるには、まだ時間がかかるんで。目先はまだまだ海外に出て、いろんな経験を積んだほうが選手としては伸びるでしょう」
確かにこの2年半で、Jリーグには多くの大物外国籍選手が参戦を果たし、活況を帯びている。とはいえ世界から見れば、まだ発足してから26年に過ぎないプロリーグであり、発展途上の若手が世界基準の選手に成長できる土壌かと言えば、決してそうではない。
若いうちに日本を飛び出し、世界レベルを知り、己を磨く──。自身の信じる道を突き進んできた本田の言葉には、やはり説得力がある。この力強い提言は、日本サッカーの明日を担う次世代のタレントたちにどう響くのだろうか。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
【ACL PHOTO】広島 2-1 メルボルン|客席にも本田、本田!注目の一戦は渡大生が勝ち越し弾で広島が勝利!
若いうちに日本を飛び出し、世界レベルを知り、己を磨く──。自身の信じる道を突き進んできた本田の言葉には、やはり説得力がある。この力強い提言は、日本サッカーの明日を担う次世代のタレントたちにどう響くのだろうか。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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