以来、国内外のトップレベルのサッカーに親しんできた高橋氏だが、クラブの代表取締役という顔を持ついま、サッカーに対する想いも変化。南葛SCへの深い愛情も感じさせる。
「サッカーが好きな人たちはみんなJリーグとか、ヨーロッパのサッカーとかを見て楽しんでいると思うんですが、まずはこういう下のカテゴリーでも楽しめるサッカーがあるというのを知ってもらいたいですね。ゆくゆくは全国、全世界の人たちに愛されるようなチームになってほしいという想いもあるんですけど、まずは地元の東東京の人たちに応援していただけるようなチームになっていきたいなと思っています」
実際に、この5シーズンの間にホームスタジアムとして使用している葛飾区奥戸総合スポーツセンター陸上競技場の観客席にも、応援する人々の数は着実に増えてきているという。バックスタンドにある500ほどある客席も、昨年は「ぎゅうぎゅう詰めになることも」あったという。
「今年はそのスタジアムをいっぱいにしたいなあと思ってます。けっこう優勝が懸かった試合とかはいっぱいになったりするんですけど、そういう試合を増やしていくのも目標のひとつ。サポーターもどんどん増やしたいですね」
果たして、リアル「南葛SC」の挑戦やいかに。今季の都リーグ1部は3月24日に開幕。南葛SCは明治学院スカーレットとの対戦が決まっている。会場は水元総合スポーツセンター、10時にキックオフとなる。
(第2回に続く。次週3月27日配信予定です)
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
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