【鳥栖】スペイン人指揮官に敵将も認めた逸材!! 評価急上昇中の17歳、松岡大起とは何者か

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2019年03月11日

対面の日本代表サイドバック・室屋成に対しても...

カレーラス監督が評価した点は謙虚さ。その素直な姿勢が松岡の成長を支えている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 もっともカレーラス監督が、松岡を評価すべきポイントとして挙げたのもメンタリティの部分だった。

「彼を評価している一番のところは謙虚さ、学ぶ意欲。それを17歳という若い選手がしっかりとやれている。指導者が求めたことをこなせている」
 
 本人も貪欲に学ぶ姿勢を示している。指揮官から託されているプレースキックについても、「キックの質とかもまだまだなので、もっと練習して本当に相手の嫌なボールを蹴らないといけない」と納得していない。
 
 また、負けん気の強さも人一倍。Jリーグの舞台に立てば、年齢は必然的に一番下になる。先輩や相手に遠慮してしまいがちになる場面もあるだろうが、そうした一面もまるでない。
 
 FC東京戦では対面の右サイドバックには日本代表の室屋成が構えていたが、「関係ないですし、ここでやれたらどこでもやれると思っていたので、自分の力を出してチャレンジしようと思っていました」と一切怯まなかった。

 同年代の久保に対しても刺激を受け、「(鳥栖戦で)久保君はアシストをしていた。僕も前で使ってもらっていたけど、やっぱり今日もアシストをしているので、結果を出せるようにしたい」と悔しさを露わにしている。こうした彼のパーソナリティが成長を支える礎だ。
 
 今はトップの練習と並行しながら高校に通学している2種登録選手のひとり。だが、試合後に彼が見せた言動は、普通の高校生とは明らかに異なる。思い返せば、欧州で活躍する堂安律も高校時代から、負けん気の強さと謙虚さを併せ持つ選手だった。苦しむ鳥栖において、松岡の名を覚えておいて損はないはずだ。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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