2019年Jリーグの主役はどのクラブ?ベストな「編成」をしたのは川崎と清水だ

カテゴリ:Jリーグ

清水英斗

2019年02月22日

名古屋も魅力的な編成ではあるが、上位には推しづらい

 今季の優勝争いが勝点60過ぎの団子状態になれば、浦和にも可能性はあるが、勝点70まで天井が高くなると、今季は厳しいのではないか。
 
 一方、鹿島は浦和とは正反対だ。主力の昌子源と西大伍が抜けたにもかかわらず、補強はそれほど積極的ではなかった。この判断がどう出るか。慣れたメンバーで計算は立つので、大崩れすることは無さそうだが、果たして上積みができるか。
 
 また、発信力と存在感のある昌子が移籍したことは、チームマネージメント上でもリスク。小笠原満男の引退も重なり、たとえばチームが悪いとき、立て直す必要があるときに、今季の鹿島はどうなるか。やはり対抗馬としてはやや弱く、川崎のような盤石感がない。優勝争いが勝点70越えのラインに上がってくると、浦和同様、辛いのではないか。
 
 そして、注目の神戸。ダビド・ビジャ、山口蛍、西大伍とビッグネームを加えたが、現時点では補強不足だ。左SBと左CBを兼任できるアドリアーノやマルティン・カセレスの獲得が実現に至らず、肝になるポジションは空いたまま。夏に欧州市場から新しい選手を獲るかもしれないが、今の陣容は心許ない。
 

 もっとも、結果的にはGKからDFが日本人選手で揃ったので、ポジティブに考えれば、意思の疎通に不安はない。大﨑玲央を中心に、ビルドアップとカウンター対策を改善できるか。指導力のあるリージョ監督の下で、若手の宮大樹、初瀬亮、小林友希らが伸びれば、面白いチームに化ける可能性はある。ロマン派の印象が強い監督だが、実際は守備面の指示が細かく、結果に直結するプレーの指導も多いようだ。
 
 序盤から最高のパフォーマンスは望めなくても、悪いなりに勝ち、自信を深めれば、神戸は補強の伸びしろ、若手の伸びしろが、後半戦に弾みを付けるはず。それはチームの一体感を高め、このクラブが目指す将来像にコミットする意味でも大切なポイントになる。神戸は序盤で波に乗りたい。それが叶えば、優勝もあり得ると思う。
 
 その他、アグレッシブに補強を敢行した名古屋も、陣容は優勝候補と言える。ただし、昨季はシーズン中の積極補強により、最下位から一気に順位を上げたが、その後は再び停滞期を迎えた。このクラブがシーズンを通した安定を得られるかどうかは、依然不透明だ。魅力的な編成ではあるが、上位には推しづらい。
 

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