【鹿島】内田篤人が語る「レジェンド小笠原の引退」、そして新時代の旗頭としての決意

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年02月14日

「勝ってきたから、鹿島なんですよ」

 これまで20ものタイトルを掴んできた輝かしい歴史と、連綿と受け継がれる伝統の継承者としての責任も強く感じている。
 
「もったいない、と思うんですよ。鹿島の空気というか、クラブが持つ“色”を、自分の世代で終わらせるのは、もったいない。その歴史を下の世代に引き継がないと。ジーコから始まり、本田(泰人)さんや秋田(豊)さんがいて、ビスマルクもそうだし、満男さんたちの黄金世代とか、そういう人たちがずっと勝ってきた。
 
 その歴史を終わらせるわけにはいかないし、鹿島でプレーしている選手はみんなそう思わなければいけない。他のクラブとは違うよと」
 
 鹿島の新キャプテンは、とにかくブレない。「何回も言っているけど、結果を出すしかない。優勝しないと、伝わっているとは言えない」と、“結果”の二文字を繰り返す。
 
 そして、何よりも鹿島というクラブのことを考えての言動が目立つ。「なんなんですかね」とつぶやいた後、こう続けた。
 
「自分は他のJのクラブに所属したことがないから分からないけど、鹿島を出て行った選手はみんな、鹿島が一番いいって言う。それはやっぱり、勝ってきたから。弱かったら、戻ってきたいと思わないですよね。勝ってきたから、鹿島なんですよ」
 
 新主将に任命された今季ももちろん、すべての試合で勝利を、すべての大会でタイトルを目指す。先人たちから引き継いだものを守るために、それを次世代に伝えるために――。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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