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【セルジオ越後】Jリーグの存在意義は?アジアカップで見せ場がなかった国内組の奮起は不可欠だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2019年02月12日

国内組が日本代表で活躍できないと…

 大会を終えてみれば、カタールが世代交代の方法を教えてくれたと感じるよ。彼らは長年に渡って下の世代から土台を作り上げてきたから成功したんだ。一方で日本はハリル(ホジッチ)から西野、そして森保と短い期間に監督を交代して、その間に何も変わらなかった。その場しのぎの体制作りを今後も続けるようなら、いずれ痛い目に遭うよ。

 そんな現状で、日本協会の会長や技術委員長はカタール戦の負けをどう感じたのか。ロシア・ワールドカップでベルギーに負けたのに、ベスト16で「良かった」としっかり反省をしないからこうなるんだ。結局、アジアでも日本のサッカーは通じなくなった。

 あと、気になったのはJリーグ勢の出来だ。唯一、スタメン出場を続けたのは権田くらいだけど、彼もサガンからポルティモネンセへ移籍した。そのほかの選手は、レギュラーになれなかったね。

 三浦と槙野は先発したウズベキスタン戦で14番のショムロドフに突破を許して失点したし、北川はチャンスは巡ってきたがノーゴール。あれでは、海外組がスタメンを占めるのも頷けるよ。
 ここ最近、Jリーガーの選手層は本当に薄くなったと感じる。昔はもっと良い選手がいたよ。城、中西、小倉、前園のように高校選手権で活躍してから、Jリーグでも大化けして代表まで登り詰めたスターはいっぱいいた。今は日本の若手が育っていないから、Jリーグのレベルが落ちている。

 早くから期待をされている有望株も海外に移籍し、良い選手は日本に残っていない。もはやアジアカップでは韓国代表のほうが、ファン・ウィジョ(G大阪)やキム・スンギュ(神戸)など、多くのJリーガーが試合に出ていた。そういう目に見える現状をもっと問題視するべきだ。

 2月22日からは、Jリーグの新シーズンが始まる。アジアカップではほぼ見せ場がなかったのだから、日本人選手はここで頑張らないと。国内組が日本代表で活躍できない現状が続けば、Jリーグを何のためにやっているのか意味を見出せなくなる。

 今は日本人スターがいない。目立つのはイニエスタ、F・トーレス、ビジャばかりだ。世界的な名手たちにも負けずに、3月の代表戦の招集に向けて奮起してもらいたいね。
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