【日本代表 初陣検証】システム変わって暴露された個人の弱さ

カテゴリ:日本代表

熊崎敬

2014年09月06日

及第点に達していた選手はひとりもいない。

個人の弱さを、アギーレ監督はどうカバーするのか。ベネズエラ戦で真価が試される。 (C) SOCCER DIGEST

画像を見る

 いいボールが入らなかったこともあるが、前線の3枚も機能しなかった。
 17分に岡崎慎司が左サイドを突破して皆川佑介のヘディングシュートを演出したが、ふたりがチャンスを創ったのはこれくらいだった。本田圭佑はしばしば強引なドリブルでファウルを誘ったが、フリーキックは不発に終わった。ボールを失う回数も多かった。
 
 ピッチに立った15人の中で、及第点に達していた選手はひとりもいない。システムを変えたことで、ザッケローニ時代に覆い隠してきた個人の弱さが暴露されてしまったのだ。
 
 アギーレ新体制は、文字通りゼロからの出発となった。
 
 冒頭に述べたように、この敗戦はまだ言い訳ができる。だが火曜日(9月9日)のベネズエラ戦では同じ失敗は許されない。少なくとも、この試合から進歩したところは見せなければならないだろう。
 相手がウルグアイより落ちるとはいえ、日本の選手が急に上手くなるわけでもない。この国の個人の弱さを、どうカバーするのか。新監督の手腕が試される。
 
取材・文:熊崎敬
【関連記事】
【日本 対 ウルグアイ】週刊サッカーダイジェストの寸評・採点
日本対ウルグアイ・監督コメント|ハビエル・アギーレ監督「両チームの差は得点場面でのプレーの差」
【日本代表】武藤嘉紀|虚像はいらない――むしろ有意義だった「ポスト直撃弾」
日本 0-2 ウルグアイ|アギーレ率いる新生日本代表 攻守に良いところなく消化不良の初陣に
いよいよウルグアイ戦!【週刊サッカーダイジェスト編集長がプレビュー】アギーレ体制初陣の見どころは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年7月3日号
    6月19日発売
    新生レアル・マドリー完全攻略読本
    シャビ・アロンソ新体制が始動
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ