及第点に達していた選手はひとりもいない。
いいボールが入らなかったこともあるが、前線の3枚も機能しなかった。
17分に岡崎慎司が左サイドを突破して皆川佑介のヘディングシュートを演出したが、ふたりがチャンスを創ったのはこれくらいだった。本田圭佑はしばしば強引なドリブルでファウルを誘ったが、フリーキックは不発に終わった。ボールを失う回数も多かった。
ピッチに立った15人の中で、及第点に達していた選手はひとりもいない。システムを変えたことで、ザッケローニ時代に覆い隠してきた個人の弱さが暴露されてしまったのだ。
アギーレ新体制は、文字通りゼロからの出発となった。
冒頭に述べたように、この敗戦はまだ言い訳ができる。だが火曜日(9月9日)のベネズエラ戦では同じ失敗は許されない。少なくとも、この試合から進歩したところは見せなければならないだろう。
相手がウルグアイより落ちるとはいえ、日本の選手が急に上手くなるわけでもない。この国の個人の弱さを、どうカバーするのか。新監督の手腕が試される。
取材・文:熊崎敬
17分に岡崎慎司が左サイドを突破して皆川佑介のヘディングシュートを演出したが、ふたりがチャンスを創ったのはこれくらいだった。本田圭佑はしばしば強引なドリブルでファウルを誘ったが、フリーキックは不発に終わった。ボールを失う回数も多かった。
ピッチに立った15人の中で、及第点に達していた選手はひとりもいない。システムを変えたことで、ザッケローニ時代に覆い隠してきた個人の弱さが暴露されてしまったのだ。
アギーレ新体制は、文字通りゼロからの出発となった。
冒頭に述べたように、この敗戦はまだ言い訳ができる。だが火曜日(9月9日)のベネズエラ戦では同じ失敗は許されない。少なくとも、この試合から進歩したところは見せなければならないだろう。
相手がウルグアイより落ちるとはいえ、日本の選手が急に上手くなるわけでもない。この国の個人の弱さを、どうカバーするのか。新監督の手腕が試される。
取材・文:熊崎敬