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韓国相手に大健闘!愛称は“雑種犬”、フィリピン代表の背景にある出稼ぎ労働者と混血選手|アジア杯

カテゴリ:国際大会

佐々木裕介

2019年01月20日

3戦全敗に秘められた彼らの可能性

韓国との初戦では押し込まれながらも0-1の惜敗と健闘。今後いかなる進化を遂げるのか楽しみなチームだ。(C) Getty Images

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 フィリピン代表の初戦は、優勝候補の一角・韓国代表。先発メンバーは全員が“混血選手”、代表チームの愛称“アズカルス(タガログ語で雑種犬)”そのままに、である。

 スコアは0-1。しかし韓国の8割を超えるボールポゼッション率から繰り出される強襲に耐えた惜敗に、各国メディアはこぞって称賛したのだった。

 中国戦(0-3の完敗)を挟んで迎えたキルギス戦。0-3の劣勢から、なんとか爪痕を残そうともがく“アズカルス”に待望の初ゴールが生まれる。FWシュテファン・シュレック(ダバオ・アギラスFC所属/ユース年代まではドイツ代表としてプレー)のフリーキックがゴールへ吸い込まれた。彼もまた、ドイツ人の父とフィリピン人の母を持つ混血選手である。決して諦めなかった姿勢から“アズカルス”の希望ある未来が透けて見えた気がした。
 
 アジアサッカー最高峰のコンペティションへ初参戦した“アズカルス”。UAEの地で得たすべてが経験値となり、彼らの未来に影響することだろう。同じ血を引くアジア最高選手である名高き先輩“パウリーノ・アルカンタラ・リエストラ”の背中を追いかけながら。

取材・文●佐々木裕介(フリーライター)
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