観に来た方がまた観たいと思えるサッカーを目指して
——J1残留を達成し、宮本さんにとって大きなターニングポイントとなった今シーズンですが、改めて振り返ってみてどうですか?
思っていたよりも忙しいシーズンになりました。しかし、今の立場になったことで、見えてくるものや身に付いたことがあると思います。それらを次に活かしつつ、もちろん振り返ることも大事ですが、来シーズンに頭を切り替えてやっていきたいですね。
——監督になった時の心境、またトップリーグの監督として苦労した点などあればお聞かせ下さい。
とにかくチームに良い結果をもたらすため、良い流れに持っていくために何ができるのか考えていました。心境というよりも突きつけられている課題を、いかにクリアしていくのかだけでしたね。
苦労したわけではないですが、より色々なものを見て判断をしなければいけないと感じました。選手のモチベーションを落とさないようなアプローチや、監督ができることとコーチができることは違うため、上手くスタッフと連携をとりながら仕事を進めるようにしています。
——この1年で強く印象に残ったシーンがあったら教えて下さい。
FC東京戦(8月10日:J1リーグ第21節)でアデミウソンのゴールが決まったときは強いインパクトがありました。爆発的な喜びでした。私が監督に就任してからの初めての勝利だったので、忘れられない一瞬です。
——イニエスタ、ビジャのヴィッセル神戸への移籍など、Jリーグも大きな変化がありました。彼らの存在により、今後の日本サッカーはどう変わっていくと思いますか?
サガン鳥栖にフェルナンド・トーレス選手が移籍したことも含めて、日本でビッグネームの選手がプレーしているのは、クラブにもJリーグ全体にも知見を与えてくれると思います。
例えば、中国サッカー界が予算を減らし若手を育てるという方向に展開している中で、日本のJリーグは来年からさらに外国人選手が増えると思いますし、よりいい方向に変わっていくチャンスがあると思います。
——2018年、ワールドカップでは日本代表が世界の強豪国に善戦しました。その戦いについて、そして世代交代が進んでいる日本代表についてどう思っていらっしゃいますか?
日本代表のグループリーグでの戦い方にたくさんの議論がありましたが、結果につなげるためには現実的である必要があるので、本望ではなかったとはいえ、当然のことをしたまでだと思います。
ベルギー戦に関しても、これから次第でまた違った戦い方ができると感じました。例えば、2-0でリードしている試合にも関わらず、“危ない”という認識を持つ日本サッカー界の文化のようなもの自体を変えていかなければならないと思います。本来ならば、2-0は“危ない”状況ではなく、“確実に勝てる試合”だと考えられるように、意識をもっていけるようなチームになって欲しいと思います。
その後の日本代表に関しては、若い選手が出てきて、世代交代が加速していると思います。選手同士の競争もある中で、経験を伝えられるベテランもいて、次のワールドカップに向けていい流れではないかと思います。
——来シーズンに向けて、目標としていることや考えていることを教えてください。
今シーズンの戦い方よりも良い方向へ繋げていきたいと思いますし、観に来て下さった方がまた観たいと思わせるようなサッカーを目指しています。そのためには、全てにおいてレベルアップしないといけないと感じていますし、『前へ進むときは進む』『しっかりゴールを目指す』ということをピッチ上で見せていきたいと思います。
インタビュー提供:WOWOW
思っていたよりも忙しいシーズンになりました。しかし、今の立場になったことで、見えてくるものや身に付いたことがあると思います。それらを次に活かしつつ、もちろん振り返ることも大事ですが、来シーズンに頭を切り替えてやっていきたいですね。
——監督になった時の心境、またトップリーグの監督として苦労した点などあればお聞かせ下さい。
とにかくチームに良い結果をもたらすため、良い流れに持っていくために何ができるのか考えていました。心境というよりも突きつけられている課題を、いかにクリアしていくのかだけでしたね。
苦労したわけではないですが、より色々なものを見て判断をしなければいけないと感じました。選手のモチベーションを落とさないようなアプローチや、監督ができることとコーチができることは違うため、上手くスタッフと連携をとりながら仕事を進めるようにしています。
——この1年で強く印象に残ったシーンがあったら教えて下さい。
FC東京戦(8月10日:J1リーグ第21節)でアデミウソンのゴールが決まったときは強いインパクトがありました。爆発的な喜びでした。私が監督に就任してからの初めての勝利だったので、忘れられない一瞬です。
——イニエスタ、ビジャのヴィッセル神戸への移籍など、Jリーグも大きな変化がありました。彼らの存在により、今後の日本サッカーはどう変わっていくと思いますか?
サガン鳥栖にフェルナンド・トーレス選手が移籍したことも含めて、日本でビッグネームの選手がプレーしているのは、クラブにもJリーグ全体にも知見を与えてくれると思います。
例えば、中国サッカー界が予算を減らし若手を育てるという方向に展開している中で、日本のJリーグは来年からさらに外国人選手が増えると思いますし、よりいい方向に変わっていくチャンスがあると思います。
——2018年、ワールドカップでは日本代表が世界の強豪国に善戦しました。その戦いについて、そして世代交代が進んでいる日本代表についてどう思っていらっしゃいますか?
日本代表のグループリーグでの戦い方にたくさんの議論がありましたが、結果につなげるためには現実的である必要があるので、本望ではなかったとはいえ、当然のことをしたまでだと思います。
ベルギー戦に関しても、これから次第でまた違った戦い方ができると感じました。例えば、2-0でリードしている試合にも関わらず、“危ない”という認識を持つ日本サッカー界の文化のようなもの自体を変えていかなければならないと思います。本来ならば、2-0は“危ない”状況ではなく、“確実に勝てる試合”だと考えられるように、意識をもっていけるようなチームになって欲しいと思います。
その後の日本代表に関しては、若い選手が出てきて、世代交代が加速していると思います。選手同士の競争もある中で、経験を伝えられるベテランもいて、次のワールドカップに向けていい流れではないかと思います。
——来シーズンに向けて、目標としていることや考えていることを教えてください。
今シーズンの戦い方よりも良い方向へ繋げていきたいと思いますし、観に来て下さった方がまた観たいと思わせるようなサッカーを目指しています。そのためには、全てにおいてレベルアップしないといけないと感じていますし、『前へ進むときは進む』『しっかりゴールを目指す』ということをピッチ上で見せていきたいと思います。
インタビュー提供:WOWOW