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【選手権】プロ内定者も先発落ちするほど…前回王者が激しいスタメン争いを繰り広げつつ初戦を突破!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2019年01月03日

「ずっと上にあがれなくて悔しかった」

終盤まで食い下がった宇和島東に対して、前橋育英はエースの榎本に一発が生まれ、2-0と突き放し初戦突破を決めた。写真:加藤澄人

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 逆に後半33分には、同18分に水多に代わって投入された森が、こちらも意地を見せる形で左サイドをドリブル突破。ゴール前に正確なクロスを通すと、最後は松本山雅入団内定のFW榎本樹が難なく押し込んで、勝負を決定付けた。

「ずっと上にあがれなくて悔しかったけど、最後にあがれて良かった。そういう悔しい想いしている選手はウチにはたくさんいるので、その代表としてプレーしたい」

 決して良いゲームではなかった。前橋育英の持ち味が出た試合ではなかったが、まずは初戦を突破できた。下から這い上がった選手の意地と、レギュラーを奪われた選手の意地、そして主軸の意地。この3つの意地がチームを活性化し、2連覇へ向けて好発進を切った。前橋育英は激しいレギュラー争いを演じながら、チーム一丸となって、次なる戦いに挑む。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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