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【選手権】「浅野拓磨は別人になった」四日市中央工の樋口監督が選手権の“目に見えない力”を熱く語った

カテゴリ:高校・ユース・その他

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年01月01日

「小倉隆史にしても中西永輔にしても…」

11年大会で2年生の浅野は7ゴールを挙げて得点王に輝いた。決勝では市立船橋に1-2で敗れたが、準優勝に大きく貢献した。(C)SOCCER DIGEST

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 11年大会、浅野は初戦の羽黒戦(〇3-0)のゴールを皮切りに得点を量産し、チームの準優勝に貢献。当時2年生ながら、7ゴールを挙げて得点王に輝いた。現在、ドイツのハノーファーに所属し、日本代表にも登り詰めた浅野のように、樋口監督は選手たちに大会中の成長を期待していたのかもしれない。
 
 では、選手権で大きく進化した浅野と、才能を活かし切れなかった今年の選手の差は何だったのだろうか。最後の大会を終えた後の樋口監督の言葉はこうだ。
 
「四中工は伝統的に自発性を大事にするチームなんですね。だから例えば、小倉隆史(元名古屋ほか)にしても、中西永輔(元市原ほか)にしても、選手の判断に任せた部分が非常に大きかった。

『あれをしろ』というようなアプローチはしていないです。自分から上手くなりたいとかJリーガーになりたいとか、本気で思ったやつは僕らが放っておいても上手くなりますから。(違いは)そこだと思うんです。

(今日は)劣勢のゲームのなかで何をすべきかということをベンチからも大声で叫びましたけど、ピッチのなかでも自分たちで改善する力が良い選手になるには(必要な)要素だと思うんですよね」
 
 長年、選手権で真剣勝負を繰り広げてきた指導者の、実に深みのある言葉だった。決してプレーヤーとしての能力だけでは語り切れないし、目に見えない気持ちの部分が結果に大きく左右するからこそ、高校サッカー選手権は毎年感動を呼ぶ伝統のある大会なのだろう。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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