【選手権】「“カイシュウ”半端ない」Jクラブも注目する米子北・佐野海舟の実力に国士館の選手たちも驚嘆

カテゴリ:高校・ユース・その他

羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

2018年12月31日

“当事者”が明かした米子北の27番の実力

攻守の起点であり続けた米子北の27番、佐野。その力に国士館の面々も唸った。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 高校サッカー選手権1回戦、国士館と米子北の一戦は、開始早々の前半6分に均衡が破れた。右サイドを鋭くえぐった2年生アタッカーの原田海からのグラウンダーのクロスボールを﨑山友太が冷静に流し込んでゴールネットを揺らした。結局、これが決勝点となった。

 後半に持ち前のパスとハードワークで盛り返した国士館の粘りもさることながら、この試合で目立ったのは、1-0と逃げ切った米子北の面々の個人能力の高さであった。とりわけ、4-4-2の2ボランチの一角で、攻撃の起点となった佐野海舟だ。

 この試合の佐野は、まさにアンタッチャブルな存在だった。類まれの危機察知能力で、ピンチの芽をことごとく潰しては、素早いパスで攻撃のリズムを生み出し、チームの中心に君臨し続けていた。

 その凄みを象徴する一コマが試合後にあった。ロッカールームから出てきた国士館の選手たちが、「海舟、半端ないって」と口々にこぼしていたのだ。

「〇〇、半端ないって」――。それは2008年度に行なわれた第87回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝で、大迫勇也を擁する鹿児島城西高に敗れた滝川二高の主将・中西隆裕が、試合終了後に発した言葉である。今夏のロシア・ワールドカップ期間中にもSNSを中心に広まり、流行語大賞のトップ10にもランクインしていたホットワードだ。

 それだけに国士館の選手は、冗談交じりに言っていたのかもしれない。だが、試合中に佐野の対面に立ち、直接マッチアップする機会も多く、その力を間近で痛感させられた主将の長谷川翔は、次のように評している。

「分析はしていたんですけど、ビデオで見たよりも上手かったですね。マッチアップをしていて、スピードも全然違った。周りを本当によく見ていると思いました」

 しぶとい戦いで“激戦区”東京Aを破竹の勢いで勝ち上がってきた国士館を止めてみせた佐野。そのJクラブも注目しているとされる実力は、やはり“ハンパなかった”。

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取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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