来る選手権が開幕するまでに守備陣を整備できれば、昨年成し遂げた８強入りも見えてくる。しかし、チームは先の試合はまったく考えていない。
「日本一を目標にやってきた。でも、ベスト４の壁が厚い。初戦から難しい試合になるのは昨年を経験しているので分かっている。一戦一戦を大事にして、自分たちの色を出せるようにしたい」
高嶋の言葉にあるようにチームは目の前のゲームに集中することだけを考えている。順当に行けば、準々決勝で相まみえるであろう昨年度の準優勝校・流経大柏も頭に入れていない。
「怪我人が戻ってきて、どうフィットできるかが全て。やれることをひとつずつやっていきたい」と指揮官も一戦必勝で挑まなければ、先の試合は見えてこないと考えている。近年、成長著しい茨城の新鋭校は昨年の結果に奢らず、まずは初戦に全力を注ぎ込む。
取材・文●松尾祐希（サッカーダイジェストWEB編集部）
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