中心選手の高齢化も懸念事項に
その手法は各ポジションにライバルとなる選手を獲得し競争させ、チームを底上げしていくやり方だ。浦和が強豪の仲間入りをした2003年から08年の間を見ると、03年に加入したGK都築龍太をはじめ、04年にMF酒井友之、MF三都主アレサンドロ。06年にMF相馬崇人、07年に阿部勇樹をそれぞれ補強。2チームを編成できるまでの戦力を整えた。
この前例を踏まえ、来季に向け、各ポジションに同等クラスの選手を揃えるとともに中村GMは慢性的なサイドアタッカー不足の解消が急務としている。
さらに年齢構成をみると主力は30代を迎えた選手が中心。興梠慎三とともに柏木陽介の後釜探しが必須となる。清水での合宿中、柏木の海外移籍が報道された際、中村GMは「(柏木は)替えの効かない選手。怪我をした場合のことを考え、もうひとり柏木のような選手が欲しい」と補強の必要性を語った。
この前例を踏まえ、来季に向け、各ポジションに同等クラスの選手を揃えるとともに中村GMは慢性的なサイドアタッカー不足の解消が急務としている。
さらに年齢構成をみると主力は30代を迎えた選手が中心。興梠慎三とともに柏木陽介の後釜探しが必須となる。清水での合宿中、柏木の海外移籍が報道された際、中村GMは「(柏木は)替えの効かない選手。怪我をした場合のことを考え、もうひとり柏木のような選手が欲しい」と補強の必要性を語った。
報道では、(12月1日時点)浦和はセレッソ大阪FWの杉本健勇とともに、懸案のサイドアタッカーの補強として川崎フロンターレDFの車屋伸太郎に獲得オファーを出したとされている。名将のもと陣容を揃え、強くて、魅力あるサッカーでふたたび5万人の埼スタとなるか。その布石はいま打たれようとしている。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)