圧巻9連勝の立役者、今野泰幸が明かす「指揮官ツネと新生ガンバの真髄」

カテゴリ:Jリーグ

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年11月24日

「どれひとつとして簡単な試合はなかった」

川崎に広島、そしてFC東京をも撃破し、シーズン終盤のJ1優勝戦線にガンバは小さくない影響を与えた。そのなかで奮迅の働きを披露したのが熟練工・今野だった。写真:徳原隆元

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 連勝の内訳を見れば、楽に勝てた試合は数えるほどしかない。2点差以上を付けた試合は2試合だけで、あとの7試合はすべて1点差勝ち。勝負所で追いつく、逆転する、突き放すというゲームを拾いながら、しぶとく勝ちを拾ってきたのだ。

 今野は苦笑しながら回顧する。

「ガンバはどうしてもエンジンのかかりが遅いときがあるし、攻め込まれて後半に盛り返した試合があれば、意図的に受けて立った試合もあった。だからどれひとつとして簡単な試合はなかったんですよ。それでも、勝ち切れたのは成長分ですよね。9連勝なんてなかなかできない。ひとつも引き分けがないなんて、すごいことですよ」

 
 宮本監督は今野に全幅の信頼を寄せた。ピッチに立つ全員に求められたハードワークを急先鋒にこなし、ゲーム中の戦術&システム変更では、常にキーマンとなって円滑に具現化した。とりわけ、重鎮・遠藤との引き出し合いはグウの音も出ないほど絶妙。老いてますます盛んとは彼らのことだ。

「やっぱりヤットさんとはやりやすい。分かり合えてるというか、すべてが自然な感じですよね。ヤットさんはね、もう別格なんですよ」

 遠藤とクラブの現行契約は今季いっぱいまで。はたして延長されるのか、否か。今野との“伝説コンビ”を来季も拝めるのか。

 少なくともあと1年は観たいと願うのは、私だけだろうか。

文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
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