J王者のボランチから日本代表のボランチへ――。成長著しい守田英正が示す覚悟

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2018年11月14日

「自分がどういうプレーヤーなのか分かってもらいたい」

川崎ではリーグ連覇を達成。先輩の中村らと喜びを分かち合った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

「前回よりも自分の特長を出していかなくてはいけないと思っています。コミュニケーションを取りながら、自分がどういうプレーヤーなのか分かってもらうことが先決です」
 
 11月シリーズに臨むにあたって守田は、周囲との連係強化を目標に掲げる。それは自身の特長である本職のボランチ以外にもSBやCBなど守備的なポジションを柔軟にこなすポリバレント性や、周囲を活かす献身性をアピールするためだ。
 
「どのポジションで出てもやれるというスタンスでいきたいですが(9月のコスタリカ戦は右SBとしてプレー)、個人としてはボランチとしてやりたい気持ちはあります。僕は今の段階では自分ひとりでなにかできる選手ではないので、人と人をつなぐというか、チームが連動性を持てるように自分が間に入って行ければ良いと思います」
 10月のウルグアイ戦はテレビ観戦し、イメージを膨らませたという。
 
「同じボランチの(遠藤)航くんの動きを自分に照らし合わせながら学びました。バトルのところは自分はまだ物足りないかもしれませんが、組み立ての部分はできるところはあると感じました」
 
 川崎では中村や大島からのアドバイスをスポンジのように吸収し、周囲が驚くほどの成長を見せた。周囲の環境にあわせてアップデートし、自らの力を最大限に発揮するのが守田の真骨頂であり、言わずもがな周囲についていくための基礎的な能力も高い。
 
 日本代表でなにを吸収し、どんなプレーへ昇華させるのか。今季のJでインパクトを残した男が、さらなる高みで輝ける日を期待したい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
【関連記事】
【森保ジャパン最新序列】長友負傷の左SBの代役は?ボランチで青山の穴を埋めるのは…
【日本代表】ベネズエラ戦は4バック?3バック? ひとつの指標になりそうな7対7のミニゲームのメンバー構成は?
【セルジオ越後】10万アウェーで悪者になれる鈴木の度胸は大したもの。近未来のA代表入りを予感させるのは…
「アリエン・ロッベンを知っていますか?」堂安律のゴラッソが大反響!フローニンヘンの“伝説”に公認に?
「質が際立っている」「チームの強さの秘密」今季2G3Aと絶好調の本田圭佑に豪紙も驚嘆!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ