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「独裁者」ではなく――仏誌編集長が語ったリーグ・アンで辣腕を振るうハリルホジッチの今

カテゴリ:ワールド

レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)

2018年11月14日

フランス・フットボール界が気にも留めてこなかった監督を“再発見”。

選手たちと適切な距離感を保ち、雰囲気作りに成功している老将。その振る舞いに「独裁者」と揶揄された姿は見られない。 (C) Getty Images

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 ハリルホジッチは、自らが率いる男たちと、より親近感ある距離で接しており、選手たちも彼に愛着を抱いている。実際、ゴールを決めた選手がタッチライン際へとひた走り、指揮官と一緒にゴールを祝うシーンを、我々は目の当たりにしている。

 最後に、ウラジミール・キタ会長が出しゃばるのを見かけなくなったという点も挙げたい。これまで間違った指摘をしたり、脱線したりするのが習慣になっていた名物会長が、すっかりおとなしくなっているのだ。

 今後、シーズンを通してみた時、ハリルホジッチにも、おそらく困難な時期は訪れるだろう。ナントの要員は限られており、個のタレント力に不足があるからだ。

 だが、それでもフランスのフットボール界はいま、2005年2月にパリ・サンジェルマンを解雇されて以来、気にも留めてこなかった監督を“再発見”しているところである。一部の人間たちが描いたような「独裁者」ではなく、純粋に人を惹きつける監督の姿を――。

文●レミー・ラコンブ(France Football誌編集長)
翻訳●結城 麻里
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