エスパニョールの元FWが話し掛けてきた理由とは?
スペシャルゲストとして登場したロナウドは、「なぜバジャドリーのオーナーとなったのか」という話をしました。選手としてのキャリアを終えた後、財政的に苦しんでいるクラブを救いたいという気持ちが、心のどこかにあったようです。それで、たまたまタイミングよく条件が合ったのがバジャドリーだったんです。
「税金対策ですか?」という意地悪な質問をされ、苦笑いしながら否定していましたね(笑)。たしかに、そういう意味合いもあるかもしれません。ベッカムなんかもそうですが、海外の選手は現役を退いた後に、大きな投資をするケースが多いですよね。貯め込んでおくより、税金がかかりませんから。
「税金対策ですか?」という意地悪な質問をされ、苦笑いしながら否定していましたね(笑)。たしかに、そういう意味合いもあるかもしれません。ベッカムなんかもそうですが、海外の選手は現役を退いた後に、大きな投資をするケースが多いですよね。貯め込んでおくより、税金がかかりませんから。
登壇者の話を聞くだけでなく、他の参加者と交流して、ビジネスのチャンスが生まれるのもこのサミットのメリットです。日本人だということもあってか、僕にもたくさんの人が声を掛けてくれて、名刺交換をしました。元ウルグアイ代表FWのイバン・アロンソもそのひとりです。
はじめは誰だか分かりませんでしたが、エスパニョールでプレーしていたと言うので、「中村俊輔を知っているか?」と尋ねたら、嬉しそうに「もちろん、俺のアミーゴだ。まだ現役を続けているんだろ?」と語るんです。ちょうど同じ時期に在籍していたんですね。
(17年に引退後)いまは代理人の仕事をしていて、「日本に売り込みたい選手がいる」と言うので、Jリーグの特徴やクラブがどんな選手を欲しがっているのかを説明しました。やはり、一発を持っているストライカーの需要が圧倒的に高いですよね。名古屋のジョーなんかもそうですけど。アロンソが送り込みたい選手もフォワードのようでした。あとは、気候ですね。真夏にも試合があるので、すぐへばる選手は活躍できないぞ、と釘を刺しておきました。
●取材・構成:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
※『ワールドサッカーダイジェスト』11月1日号より転載
酒井浩之のプロフィール
広告代理店やスポーツブランドでの勤務を経て、2015年3月にレアル・マドリーのスポーツマネジメントMBAコースに日本人として初めて合格。卒業後、同クラブの職員に採用され、マーケティングを担当する。17年7月に退団し、現在は日本を拠点にスポーツビジネスを展開中。1979年愛知県生まれの神奈川県育ち。
はじめは誰だか分かりませんでしたが、エスパニョールでプレーしていたと言うので、「中村俊輔を知っているか?」と尋ねたら、嬉しそうに「もちろん、俺のアミーゴだ。まだ現役を続けているんだろ?」と語るんです。ちょうど同じ時期に在籍していたんですね。
(17年に引退後)いまは代理人の仕事をしていて、「日本に売り込みたい選手がいる」と言うので、Jリーグの特徴やクラブがどんな選手を欲しがっているのかを説明しました。やはり、一発を持っているストライカーの需要が圧倒的に高いですよね。名古屋のジョーなんかもそうですけど。アロンソが送り込みたい選手もフォワードのようでした。あとは、気候ですね。真夏にも試合があるので、すぐへばる選手は活躍できないぞ、と釘を刺しておきました。
●取材・構成:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
※『ワールドサッカーダイジェスト』11月1日号より転載
酒井浩之のプロフィール
広告代理店やスポーツブランドでの勤務を経て、2015年3月にレアル・マドリーのスポーツマネジメントMBAコースに日本人として初めて合格。卒業後、同クラブの職員に採用され、マーケティングを担当する。17年7月に退団し、現在は日本を拠点にスポーツビジネスを展開中。1979年愛知県生まれの神奈川県育ち。