R・マドリーの日本人スタッフが語る“ウラ話”「中村俊輔の元同僚が日本に売り込みたい選手がいる、と」

カテゴリ:ワールド

江國 森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

2018年11月07日

現役選手やレジェンドも参加する一大イベント。

9月に開催された『ワールド・フットボール・サミット』。ロナウドなど約90人が登壇した。

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『ワールドサッカーダイジェスト』誌では、日本人で初めてR・マドリーのスポーツマネジメントMBAコースに合格し、卒業後にクラブのフロントスタッフに採用された酒井浩之氏に、欧州サッカーにまつわるこぼれ話やウラ話を語ってもらう連載を掲載中だ。その第3回は、9月に行なわれた『ワールド・フットボール・サミット』での興味深いエピソードについて伺った。その一部をウェブ版として紹介する。
 
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 9月下旬から10月の上旬にかけて、2週間ほどマドリードに滞在しました。9月24、25日の2日間は『ワールド・フットボール・サミット』に参加しました。
 
 日本ではあまり知られていませんが、80か国以上から2300人ものサッカー関係者が集まる、なかなか大きなイベントです。メインスポンサーという形をとっていますが、実質的に主催しているのはラ・リーガで、サッカーに関わる様々なビジネスの場を提供する目的で2016年に始まりました。今回は160を超えるクラブの関係者が来ていたようですね。
 
 登壇者が約90人いて、その顔ぶれは多岐に渡っていました。ユベントスのアニェッリ会長にラ・リーガのテバス会長、ロシア・ワールドカップの組織委員長、(ラ・リーガの冠スポンサーとなっている)サンタンデール銀行のマーケティング部門のトップ、FIFAのソーシャルメディアの担当者、ツイッターのスポーツ部門担当などなど。
 
 元選手では、R・マドリーで活躍したホルヘ・バルダーノをはじめ、元ブラジル代表のロナウド、元ポルトガル代表のヴィトール・バイア。マンチェスター・ユナイテッドのマタやベルギー代表のマルティネス監督も来ていました(マタは『コモン・ゴール』という慈善団体を設立し、給与の1パーセントを寄付する活動を行なっている)。
 
 もっとも印象に残ったのが、アニェッリ会長の話ですね。ユベントスが第一に考えているのが、スタジアムを常に満員にすることなんだそうです。チケットが手に入りにくい状況になれば、その価格を高く設定できるし、テレビ放映権の価値も上がる。当然、選手もやる気が出るし、観戦グッズも売れる。
 
 ホームスタジアムのキャパシティーが4万人ちょっととそれほど大きくないのも、そういった戦略に基づいているんでしょうね。実際、ほぼ毎試合のように満員になっていますが、もちろん結果が伴わないと意味がない。国内リーグは敵なしといった状況を作り上げたので、次の目標はチャンピオンズ・リーグの制覇しかないですよね。
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