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「押し込んでいた割にはビッグチャンスがなかった」武藤雄樹の言葉が象徴する浦和の改善点

カテゴリ:Jリーグ

轡田哲朗

2018年11月04日

残り3試合と天皇杯で改善すべきポイントは明確になっている

最終局面での精度が低く、ゴールを重ねることはできなかった。武藤も反省の言葉を並べた。(C)SOCCER DIGEST

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 しかし、そこでボールコントロールが落ち着かない場面や、ラストパスやクロスを味方に合わせられない場面が多すぎた。ビルドアップから攻撃の最終局面に入る段階までは良いが、そこから決定機につなげる段階の精度が高まらなかった。武藤もまた、試合後に「押し込んでいた割にはビッグチャンスがなかった。サイドを押し込む中、中央でボールが合うシーンはそれほどなかった」と振り返っている。
 
 こうした部分はこれまでの戦い、例えば8月にV・ファーレン長崎に引き分けてサガン鳥栖に敗れた試合も同じだった。良い内容で進めている時間帯に、それをスコアに反映する力を欠いた結果、取れていておかしくない勝点を落とす。年間の積み重ねであるリーグ戦で、そうしたものが終盤戦に圧し掛かってきている。
 
 今季の浦和は、リーグ前半戦に監督交代があったことが示すように良いスタートではなかった。オリヴェイラ監督になってからのチームが本格的にその色を出したのは、後半戦に入ってからだろう。その部分だけの成績を切り取れば、決して悪いものではない。
 
 しかし、その中で同じ課題が内包されていたのも事実だった。他力本願の色が濃くなったとはいえ全勝するしかないリーグ残り3試合と、自分たちでタイトルとACL出場権を奪い取りに行く天皇杯に向け、改善すべきポイントは明確になっていると言えるだろう。
 
取材・文●轡田哲朗(フリーライター)
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