「点を獲れないと勢いに乗れない面もある。大きなポジティブ要素」
次のチャンスはすぐにやってきた。原大智と2トップを組むと、立ち上がりからポストプレーと原が受けた瞬間に裏に抜け出すプレーで、攻撃を活性化。ゴール直前の24分には、MF山田康太の縦パスを受けると、すかさずMF滝裕太とのワンツーで抜け出し、強烈な左足シュート。これはバーを叩いたが、明らかに初戦より動きがキレていた。
その3分後に生まれた必然のゴール。34分にはDF石原広教のマイナスの折り返しを、自らのゴールの時の久保のようにDFを引きつけながらスルー。フリーになった原が決めて、3点目にも絡んだ。
その後もチャンスに絡み、61分と68分にはボールキープから強烈なシュートを放つが、いずれもGKのファインセーブにあった。結果、1ゴールで終わったが、彼の復調をアピールするには十分な出来であった。
「イラクは連動したらついてこられないので、そこはお互い話しながら連係ができました。点を獲れないと勢いに乗れない面があるので、今日獲れたことは大きなポジティブ要素。いい状態で準々決勝に挑めます」
精悍な顔つきが戻ってきた。あとはそれを一大決戦である準々決勝のインドネシア戦にぶつけるのみ。
「鳥栖だとサイドもあるなかで、ここで得意のセンターフォワードをやれている。その感覚を研ぎ澄ませてやれているのは大きいと思います」
久保とともに前回のU-20ワールドカップを経験している大型ストライカーの本領発揮はこれからだ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
その3分後に生まれた必然のゴール。34分にはDF石原広教のマイナスの折り返しを、自らのゴールの時の久保のようにDFを引きつけながらスルー。フリーになった原が決めて、3点目にも絡んだ。
その後もチャンスに絡み、61分と68分にはボールキープから強烈なシュートを放つが、いずれもGKのファインセーブにあった。結果、1ゴールで終わったが、彼の復調をアピールするには十分な出来であった。
「イラクは連動したらついてこられないので、そこはお互い話しながら連係ができました。点を獲れないと勢いに乗れない面があるので、今日獲れたことは大きなポジティブ要素。いい状態で準々決勝に挑めます」
精悍な顔つきが戻ってきた。あとはそれを一大決戦である準々決勝のインドネシア戦にぶつけるのみ。
「鳥栖だとサイドもあるなかで、ここで得意のセンターフォワードをやれている。その感覚を研ぎ澄ませてやれているのは大きいと思います」
久保とともに前回のU-20ワールドカップを経験している大型ストライカーの本領発揮はこれからだ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)