U-19代表は久保建英だけじゃない!欧州クラブも注目する伊藤洋輝が示した脅威のポテンシャルとキャプテンシー

カテゴリ:日本代表

川端暁彦

2018年10月20日

目の覚めるようなロングシュートで日本の2点目を突き刺す

豪快なミドルでチームの2点目を決めた伊藤(7番)は、ミスした味方を鼓舞してチームの雰囲気を盛り立てた。写真:佐藤博之

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 眠れる獅子が目覚めの咆哮をあげるようだった。U-19日本代表のMF伊藤洋輝はアジアU-19選手権の初戦、まさに目の覚めるようなロングシュートで日本の2点目を突き刺し、試合を大きく動かした。
 
 予兆はあった。日本での国内合宿、リラックスムードも漂うトレーニングの中で、まとっている空気感が明らかに違う。「(事前合宿地の)マレーシアへ行ったら、少し引き締めようと思っています」と言う口調を含め、大会に懸ける意気込みに並々ならぬものがあることが伝わってきた。
 
 背景にあるのは率直な「悔しさ」だろう。
 
 磐田U-18に在籍していた昨年5月にトップチームへ昇格。188センチの長身とパワフルかつスキルフルな左足を持つ大型ボランチには欧州クラブも興味を示しており、国際移籍が可能になる18歳となることを受けての話し合いを経ての決断だった。
 
 1月のU-23アジア選手権では飛び級で森保一監督率いるU-21日本代表に招集されて年上の選手たちと遜色ないプレーを披露しており、自信も掴んでいた。
 
 だが、そこから待っていたのは悔しい現実である。今季に入ってからもリーグ戦への出場はわずか1試合、たったの5分間である。U-19日本代表の同い年の選手たち、郷家友太や橋岡大樹たちがJ1リーグで華々しい活躍を見せる中で、沸き立つものがなかったはずもない。
 
 だからこそ、このアジアU-19選手権は特別な舞台になる。
 
「上手いやつが集まっているチームですけれど、相手は日本を潰しに来ると思っている。そこで相手を上回るようなインテンシティを出していかないと勝てない。個人としてどうとかじゃなくて、チームとして(世界大会の)出場権を獲りにいく。そのためにやっていかないといけない」
 
 試合に飢えていた男は、当然ながら勝利にも飢えている。
 
「チームが勝つために球際で戦う、少し多く走って出て行く。そういうことを一人ひとりがやっていくことで出場権が近づいて来る。そういう“面倒くさいこと”について、ピッチに立ったとき、あるいはたとえ立たなくても、みんなに声を掛けていければと思っている」
 

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