現段階でJリーグの試合に出ているかどうかはあまり問題ではない。
ブラジル大会の日本代表の中心を成した北京世代はヨーロッパで活躍する選手が多く、個々の実績では歴代でも群を抜くタレント世代ではある。とはいえ、彼らの多くが18年を前に30歳を超える。過去の例から考えれば、いつまでも彼らに頼っていては4年後までもたない。
ブラジル大会を経験したロンドン世代が軸となってチーム作りが進められるなかで、リオ世代が突き上げてくるというのが理想の形だ。
ザックジャパンにおけるロンドン世代はメンバー入りこそ多かったが、実際に出場機会があったのは、2試合に先発した香川真司、山口蛍、大迫勇也の他は、柿谷曜一朗、清武弘嗣だけ。突き上げ役としては物足りなかった。
すでにヨーロッパへ渡っている選手も多いだけに、まずはロンドン世代に日本代表の中核となってもらうことが大前提だ。そのうえで4年後を20代前半で迎えるリオ世代の突き上げが、日本代表の強化にとり必要不可欠な要素となる。
今回のワールドカップで素晴らしい戦いぶりを見せたアメリカ代表監督のユルゲン・クリンスマンが、「五輪からワールドカップへの『良いサイクル』が計画的な強化につながる」と語っていたが、それは日本にとっても同じことだ。
現段階で言えば、期待は南野拓実や野津田岳人に向けられることになるのだろう。とはいえ、現状の力関係で未来を語ることに、実はあまり意味がない。
例えば、北京世代にしても当初の主力は、平山相太や家長昭博といった選手たちだった。長友佑都や岡崎慎司は、五輪予選にすらほとんど出場していない。
それを考えれば、来年のU-20ワールドカップ出場を目指すU-19代表を含め、まだそれほど表舞台には出てきていない選手がどれだけ台頭してくるか。それが4年後のカギを握っていると言ってもいい。
日本代表監督にはハビエル・アギーレが就任することが決まったが、日本代表でどんなサッカーをやるのかはまだ分からないのだ。意外な適性を見せる選手が重用される可能性も十分にある。
つい半年ほど前まで不動と呼ばれていたザックジャパンの2ボランチが、どれほど脆いものだったか。当然ながら、そこでは指揮官の管理能力は問われるべきであるが、何がなんでもそこに割って入ろうとする選手がどれだけいただろうか。周囲がその状況を甘んじて受け入れたからこそ生じた硬直化だとも言える。
つまり、今Jリーグで試合に出ているかどうかはあまり問題ではない。少なくとも20歳前後の選手には、現段階で出場機会がないからといって気後れする必要はまったくないということだ。
ブラジル大会を経験したロンドン世代が軸となってチーム作りが進められるなかで、リオ世代が突き上げてくるというのが理想の形だ。
ザックジャパンにおけるロンドン世代はメンバー入りこそ多かったが、実際に出場機会があったのは、2試合に先発した香川真司、山口蛍、大迫勇也の他は、柿谷曜一朗、清武弘嗣だけ。突き上げ役としては物足りなかった。
すでにヨーロッパへ渡っている選手も多いだけに、まずはロンドン世代に日本代表の中核となってもらうことが大前提だ。そのうえで4年後を20代前半で迎えるリオ世代の突き上げが、日本代表の強化にとり必要不可欠な要素となる。
今回のワールドカップで素晴らしい戦いぶりを見せたアメリカ代表監督のユルゲン・クリンスマンが、「五輪からワールドカップへの『良いサイクル』が計画的な強化につながる」と語っていたが、それは日本にとっても同じことだ。
現段階で言えば、期待は南野拓実や野津田岳人に向けられることになるのだろう。とはいえ、現状の力関係で未来を語ることに、実はあまり意味がない。
例えば、北京世代にしても当初の主力は、平山相太や家長昭博といった選手たちだった。長友佑都や岡崎慎司は、五輪予選にすらほとんど出場していない。
それを考えれば、来年のU-20ワールドカップ出場を目指すU-19代表を含め、まだそれほど表舞台には出てきていない選手がどれだけ台頭してくるか。それが4年後のカギを握っていると言ってもいい。
日本代表監督にはハビエル・アギーレが就任することが決まったが、日本代表でどんなサッカーをやるのかはまだ分からないのだ。意外な適性を見せる選手が重用される可能性も十分にある。
つい半年ほど前まで不動と呼ばれていたザックジャパンの2ボランチが、どれほど脆いものだったか。当然ながら、そこでは指揮官の管理能力は問われるべきであるが、何がなんでもそこに割って入ろうとする選手がどれだけいただろうか。周囲がその状況を甘んじて受け入れたからこそ生じた硬直化だとも言える。
つまり、今Jリーグで試合に出ているかどうかはあまり問題ではない。少なくとも20歳前後の選手には、現段階で出場機会がないからといって気後れする必要はまったくないということだ。