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「選手層の厚みは過去最高!」秋田豊が森保ジャパンCB陣を徹底査定! 現時点のベストセットは…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年10月20日

冨安のリーダーシップに驚かされた

パナマ戦の冨安は代表デビュー戦とは思えない、堂々たる振る舞いを見せた。秋田氏もその実力と将来性に太鼓判を押す。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 あれは本当に狭かった。ただ、後半になって運動量が落ちてくるとプレッシングがかからなくなって、幅も30ヤードくらいになっていた。それでも十分コンパクトだと思うが、前半ほどウルグアイからボールを奪えなくなっていたのは確かだ。
 
 今後世界は日本を分析してくるだろう。背後に精度の高いボールを出してこないチームなら成立するが、強豪国は間違いなく狙ってくる。ウルグアイ戦では日本の強みだったが、一転して弱みになる可能性も十分にあるだろう。そこで苦しめば、ラインを下げざるを得ない。良い形でボールを獲れないから、良い攻撃にも繋げられなくなる。そこをどう考えていくかだと思う。
 
 今回のパナマ戦とウルグアイ戦で目を引いたのは、CBがすごくこまめにラインコントロールをしていた点。そこの意識の高さを確認できたのは、ひとつの大きなポイントである。アジアカップで対戦する相手は、割り切ってどんどん蹴ってくるだろう。どんな距離感で戦い、状況によって調整していくのか。11月の2試合ではそこもチェックしたい。

 
 では、CB陣個々のパフォーマンスを見ていこう。まずなによりも称えたいのが冨安の台頭だ。
 
 彼に関しては、将来的に麻也の代わりになれる選手だと思う。もともと技術が高いうえに、フィジカルが強く、スピードもある。あの身長(188センチ)であのスピード感は麻也にはないもの。麻也もユース時代はボランチでCBにポジションを変えたけど、冨安もアビスパ福岡で同じ道を歩んだ。
 
 驚かされたのはそのリーダーシップである。19歳のCBとなれば、なかなか周りをコントロールするのは難しい。だが冨安は臆することなくパナマ戦でやり切っていた。槙野よりも先にラインを上げて、ここまで上がれと言ってもいた。あれを見た瞬間、これはそうとうに将来有望だなと感じた。リーダーシップは成長に不可欠な要素で、冨安は十分に備えている。
 
 以前、キャンプ取材で会話をしたことがある。当時はまだ線が細くて、「世界で戦うならもっと身体を太くしないといけない」と話した。それが1年半前。じゃあいまは? 見ての通り、すごく太くなっている。どれだけ努力したのかと感心させられるし、根が本当に真面目な青年なのだと思う。井原(正巳/福岡監督)さんは空中戦があまり得意じゃないと話していたし、それは日本のCB陣の課題でもあるのだけど、トレーニングで克服していけるはず。努力し続けられる彼ならクリアできると思う。
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