“ハリルの足かせ”を外した西野-森保体制。顕在化したポテンシャルは予想以上だ

カテゴリ:日本代表

加部 究

2018年10月14日

ウルグアイ戦からいよいよ本格的な新旧戦力の融合へ

森保ジャパンは発足以来2連勝。この2試合では新戦力の活躍が目立っている。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 こうしてロシア不在組の強烈な突き上げぶりを確認し、いよいよウルグアイ戦からはワールドカップ経験者との本格的な融合が始まる。パナマ戦では、ロシアのレギュラー陣から大迫勇也、原口元気だけが先発したが、特に大迫には隔靴掻痒感(かっかそうようかん)が残ったかもしれない。
 
 ここ4年間に比べ、クサビが入る頻度は落ち、一方でゴールへの道筋を見失いがちだ。国内で「半端なかった」強力ストライカーは、ドイツでは最前線ではなく器用に様々なポジションをこなすことで、ハンターの色が薄れている。現状では小林悠とのマッチレースの様相だが、トップが得点源になれないようなら、今後は別の選択肢を考える必要性が出てくる可能性もある。
 
 ワールドカップで力量を把握済みの選手たちの招集を後回しにした森保監督は、いよいよ次のウルグアイ戦から本格的な新旧戦力の融合を進めていく。ただしわずか2試合での収穫は予想以上で、ロシア大会を戦った欧州組を迎える枠は徐々に狭まっているのかもしれない。
 
文●加部 究(スポーツライター)
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