熾烈な競争下で成長を続けている逸材
得点を狙うのはFWとして当たり前だが、「もっとコンスタントに出場できるようになるためにも、もっとボールに関わること、攻撃の起点になること、あとは結果を残すこと」が重要なのだ。ゆえに南野はチームとしてやるべき攻守のプレーにも誰よりも献身的に全力で取り組んでいる。
大事な試合で貴重な戦力として数えられるためには、コンスタントに出場するオーストリア・ブンデスリーガで残すべきは結果だけではなく、“インパクト”だ。南野がいるとボールが収まる、チャンスが生まれる、ゴールにつながるというインパクトを、常に与えなければならない。
オーストリアのリーグは他の欧州トップリーグと比べれば確かに地味で、レベルもそこまで高くはない。だが、ザルツブルクでのレギュラー争いは非常に熾烈なことを忘れてはいけない。
主力となった選手は、のちに強国の有力クラブで主力を務めるほど優秀な選手が集うクラブだ。現在のメンバーの多くも、あらゆる国外クラブからリストアップされている。
大事な試合で貴重な戦力として数えられるためには、コンスタントに出場するオーストリア・ブンデスリーガで残すべきは結果だけではなく、“インパクト”だ。南野がいるとボールが収まる、チャンスが生まれる、ゴールにつながるというインパクトを、常に与えなければならない。
オーストリアのリーグは他の欧州トップリーグと比べれば確かに地味で、レベルもそこまで高くはない。だが、ザルツブルクでのレギュラー争いは非常に熾烈なことを忘れてはいけない。
主力となった選手は、のちに強国の有力クラブで主力を務めるほど優秀な選手が集うクラブだ。現在のメンバーの多くも、あらゆる国外クラブからリストアップされている。
ゆえにチームとして求められる仕事をしながら、インパクトを残すことが必要だ。簡単なはずはないが、それを今シーズンは続けてきたからこそ、ヨーロッパリーグのセルティック戦(グループステージ第2節)では、2トップの一角として先発起用された。
試合は相手に先制を許す苦しい展開だったが、南野はチームに必要なプレーを見せ、しっかりと得点を挙げてインパクトに残る結果を出し、3-1の逆転勝利に貢献した。
そうしたザルツブルクでの経験が、日本代表でプラスに働かないわけがない。さらなる成長がとても楽しみな選手だ。
文●中野 吉之伴