• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後】“ロシア組”復帰の10月シリーズには東京五輪世代をもっと呼ぶべきだった

【セルジオ越後】“ロシア組”復帰の10月シリーズには東京五輪世代をもっと呼ぶべきだった

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2018年10月07日

東京五輪に向けたチーム作りは進んでいない

今後はA代表とともに東京五輪代表も強化できるか。国内でキャンプを張るなどの手はあるが…。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 自国開催の2020年の東京五輪はメダル獲得がノルマになるが、実際のチーム作りは上手く進んでいない。今年6月に開催されたトゥーロン国際大会は、森保監督がロシア・ワールドカップに日本代表のスタッフとして参加していたため横内コーチが指揮を執り、今年11月に予定されている海外遠征もA代表の日程と重なるため、指揮官不在で行なわれる可能性が高い。最近、“森保ジャパン”として活動できたのは、決勝で韓国に敗れ、準優勝に終わった8月のアジア大会だけだ。
 
 2019年のスケジュールはまだハッキリしないけど、A代表は1月にアジアカップ、6月にコパ・アメリカに出場する予定だ。加えてほかの国際Aマッチデーも、東京五輪代表として活動するのは難しいと見られる。するといつチームとして上積みを果たせば良いのか不安になる。
 
 もし、リーグ戦の合間を縫って合宿を行なうとしても、選手の招集に関しては、各クラブに難色を示されるのは目に見えている。クラブとしては大事な戦力を一時期、奪われるわけだからね。このあたりの調整は日本協会とJリーグに上手くやってもらうしかない。
 
 もっともふたつの代表のスケジュールが重複してしまうのは、最初から分かり切っていたことだ。だったら、A代表に東京五輪世代の選手を多く選出し、同時に強化を行なう方がベターだと思う。そのための兼任監督なわけだからね。
 
「A代表でプレーできる力はある」と評価しても、実際に年上の選手たちと一緒にプレーさせないと、若い選手に自信と自覚は芽生えない。堂安、冨安らが同世代に「A代表はこうだった」と伝えても、リアリティはない。百聞は一見に如かずではないけど、森保監督には躊躇わずにどんどん若手を試してもらいたい。
 
 
【関連記事】
10月2連戦に向け、日本代表メンバーを発表!! 長友、大迫らW杯出場組を多数融合へ
「なんという“ウチダ劇場”だ!」欧州メディアがACL決勝に王手をかけた鹿島、そして内田篤人を絶賛!!
「これが理想的な仕事だ」 ハリル、初日から長時間の“演説”! 新天地ナントでも自己流は健在
【セルジオ越後】11月のキルギス戦は東京五輪を見据えた強化の場にできないだろうか
【セルジオ越後】Jリーグの発展を考えるなら外国人枠は撤廃すべきだ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ