東京五輪に向けたチーム作りは進んでいない
自国開催の2020年の東京五輪はメダル獲得がノルマになるが、実際のチーム作りは上手く進んでいない。今年6月に開催されたトゥーロン国際大会は、森保監督がロシア・ワールドカップに日本代表のスタッフとして参加していたため横内コーチが指揮を執り、今年11月に予定されている海外遠征もA代表の日程と重なるため、指揮官不在で行なわれる可能性が高い。最近、“森保ジャパン”として活動できたのは、決勝で韓国に敗れ、準優勝に終わった8月のアジア大会だけだ。
2019年のスケジュールはまだハッキリしないけど、A代表は1月にアジアカップ、6月にコパ・アメリカに出場する予定だ。加えてほかの国際Aマッチデーも、東京五輪代表として活動するのは難しいと見られる。するといつチームとして上積みを果たせば良いのか不安になる。
2019年のスケジュールはまだハッキリしないけど、A代表は1月にアジアカップ、6月にコパ・アメリカに出場する予定だ。加えてほかの国際Aマッチデーも、東京五輪代表として活動するのは難しいと見られる。するといつチームとして上積みを果たせば良いのか不安になる。
もし、リーグ戦の合間を縫って合宿を行なうとしても、選手の招集に関しては、各クラブに難色を示されるのは目に見えている。クラブとしては大事な戦力を一時期、奪われるわけだからね。このあたりの調整は日本協会とJリーグに上手くやってもらうしかない。
もっともふたつの代表のスケジュールが重複してしまうのは、最初から分かり切っていたことだ。だったら、A代表に東京五輪世代の選手を多く選出し、同時に強化を行なう方がベターだと思う。そのための兼任監督なわけだからね。
「A代表でプレーできる力はある」と評価しても、実際に年上の選手たちと一緒にプレーさせないと、若い選手に自信と自覚は芽生えない。堂安、冨安らが同世代に「A代表はこうだった」と伝えても、リアリティはない。百聞は一見に如かずではないけど、森保監督には躊躇わずにどんどん若手を試してもらいたい。
もっともふたつの代表のスケジュールが重複してしまうのは、最初から分かり切っていたことだ。だったら、A代表に東京五輪世代の選手を多く選出し、同時に強化を行なう方がベターだと思う。そのための兼任監督なわけだからね。
「A代表でプレーできる力はある」と評価しても、実際に年上の選手たちと一緒にプレーさせないと、若い選手に自信と自覚は芽生えない。堂安、冨安らが同世代に「A代表はこうだった」と伝えても、リアリティはない。百聞は一見に如かずではないけど、森保監督には躊躇わずにどんどん若手を試してもらいたい。