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【なでしこ優勝の舞台裏】受け継がれた先代の粘り! 先発は当日まで明かされず、新ポジションへの対応も柔軟に…

カテゴリ:日本代表

早草紀子

2018年09月02日

「何があるか分からないって想いで準備してくれている」

今大会は海外組は未招集。加えて国内組の主軸にも怪我人が出たが、18人全員の力で大会を乗り切った。写真:早草紀子

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 この粘りを生み出したのが選手間のミーティングだ。もともとなでしこたちはあらゆる局面をミーティングによって乗り越えてきた。今回は猛暑の中で18名という限界ギリギリの戦力での連戦だ。そこへピッチコンディションの悪さから疲労もかさんだ。
 
 出場機会の有無で選手のモチベーションが大きく異なるのは当然だ。今大会は海外組のほか、怪我などで主力選手が不参加となった。出場の可能性が高くなるのが、当落ライン上にいる選手たちだ。今大会ではコンディションを完璧に整えることも重要なファクター。さらに新たなポジションなどにも挑戦が促されることもある。出場メンバーは当日まで明かされないため、自分に出場の可能性のあるポジションはすべて戦術や動きを把握しておきたいという向上心につながった。
 
「お客様感がなかった。今がチャンスだ! って分かっているし、何があるか分からないって想いで準備してくれているのもすごく分かる」と目を細めるのは鮫島。優勝を決める決勝弾を決めた時にピッチに負けないほど喜びを爆発させたベンチ選手の表情にもその想いを見ることができる。“国内組”と表現するのは違うのかもしれない。この“18人”だからこそ、勝ち得た優勝だったのではないだろうか。
 
取材・文●早草紀子
 
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