日本代表23人の新たなる戦い――夏の去就動向&ポジション争いを読む

カテゴリ:日本代表

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年07月16日

今夏の移籍市場で内田、山口、清武に動きがあるか!?

移籍市場が開くたびに、その動向に注目が集まる内田。今夏も名門クラブへの移籍の噂が取り沙汰される。 (C) SOCCER DIGEST

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大迫勇也(FW)/1860ミュンヘン(GER)→ケルン(GER
「1部残留へ日本人デュオへの期待が高まる」
 昨シーズンは冬の移籍市場で加入した1860ミュンヘンで、15試合・6得点の結果を残し、地元メディアからも高い評価を得た。この活躍が認められ、今シーズン1部に昇格するケルンからオファーが舞い込み、ワールドカップ前に移籍が成立している。ケルンには、昨シーズン専修大から加入した長澤和輝も在籍しており、日本人デュオへの期待も大きい。ただし、大迫の加入後、ケルンはカイザースラウテルンで昨シーズン13得点・6アシストを記録したジモン・ツォラーを獲得しており、元ドイツ代表のヘルメスもいる。定位置奪取は簡単ではないだろう。
 
長谷部誠(MF)/ニュルンベルク(GER)→フランクフルト(GER
「乾の輝きを取り戻す『相乗効果』にも期待が」
 昨シーズン在籍したニュルンベルクが2部に降格。一時は残留も検討したが、最終的にフランクフルトへの移籍の道を選んだ。確かなテクニックと長年日本代表の主将を務めてきた経験などが高く評価され、ボランチの主力として期待されている。また、首脳陣は、チームの大味なサッカーが影響し、昨シーズン低調な成績に終わった乾が復活を果たす「相乗効果」も見込んでいるようだ。
 
内田篤人(DF)/シャルケ(GER
「今夏の移籍市場で複数の名門クラブのターゲットに」
 ここ数シーズンの移籍市場でたびたび移籍の噂が流れ、今夏のマーケットでもプレミアリーグの名門アーセナルの獲得候補に名前が挙がった。昨シーズンのCLでシャルケがアーセナルと対戦した際に、ヴェンゲル監督の目に留まったと言われる。そのほか、現地報道では長友が所属するインテルが獲得に名乗りを上げたとも。2年前にはパリSGからも高額のオファーを受けており、あっと驚く移籍がなくはないか。
 
山口 蛍(MF)/C大阪
「一躍イタリアからの熱視線を浴びる存在に」
 ブラジルでは不振のチームの波に吞まれ期待された活躍はできなかったものの、局面での力強さなどボランチとして一定のクオリティーは示した。大会前にはフィオレンティーナやアタランタが興味を持っていると地元紙が報じ、某イタリア人代理人によれば、ここにきてサンプドリアも水面下で調査を進めているという。ただし、セリエAにはEU外選手枠があり、これが高いハードルになる可能性がある。
 
清武弘嗣(MF)/ニュルンベルク(GER
「2部降格が移籍の障壁を取り払う要因に」
 ニュルンベルクのブンデスリーガ2部降格に伴い、早くからヨーロッパ内での移籍が取り沙汰されている。昨シーズンは、本人も納得のいくパフォーマンスを見せられなかったが、昨年オファーのあったアストン・ビラやボルシアMGが依然として興味を示しているという。ニュルンベルクにとっても2部降格で新シーズンは財政的に苦しくなるため、放出に大きな障壁はないものと見られている。
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