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【アジア大会】「PKが大好き」なぜ、真性のストライカー・上田綺世は異常なまでに得点にこだわるのか

カテゴリ:日本代表

川端暁彦

2018年08月25日

ゴールへの道筋を描き出す能力はいかにして育まれたのか

PKを奪ったシーンも決して偶然ではない。ゴールを奪うための動きがあったからこその産物だった。写真:徳丸篤史

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 鹿島Jrユースノルテからユースへの昇格を果たせず、鹿島学園高へ進んだが、その挫折が個性を育て、成長への糧となっている感覚もある。
 
「点を取ることを貫くしかないと思ったし、高校の3年間は得点だけにこだわってやってきて、結果で見返せるようにと思ってやっていた」(上田)
 
 積み上げてきた得点への異常なまでのこだわりは、ゴールへの道筋を描き出す能力に繋がっている。今大会のグループステージは、確かに決定機を逃すシーンばかりが目に付いたが、裏を返せばそれだけチャンスに絡んでいたということでもある。
 
「得点能力だけは誰にも負けたくないですし、負けているとも思っていない。プロに練習参加とかするときも、ポゼッション練習とかは本当に下手なんですけれど、シュート練習とかヘディングとかでは絶対に負けたくないという気持ちでやっている」(上田)
 
 最後に決めたゴールを「たかがPK」と思うのは的外れだろう。真性のストライカー気質を持つ男がもぎ取った大会1点目は、確かに日本を救うゴールとなり、上田綺世という男の株も確実に高める結果となった。

取材・文●川端暁彦(フリーライター)
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