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間もなくブンデスリーガ開幕! 戦いに臨む8人の日本人選手の現状と展望、そして所属チームの状態は!?

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2018年08月24日

迷いなくプレーできている浅野

今オフ、ブンデスリーガの日本人選手のなかでは最も元気だった浅野。水が合う新天地で、これまでの鬱憤を晴らす活躍を披露して、飛躍を遂げることができるか!? (C) Getty Images

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◇浅野 拓磨(ハノーファー)
 
 ここまで、迷いなくプレーできている。一つひとつのプレーに焦りがなく、チーム内での使われ方がとても浸透している印象を受けた。同じイメージでプレーできているので、パスを受けても孤立することが少ない。FWでコンビを組むエースのニクラス・フュルクルクとのコンビが円滑なのも、プラスポイントだろう。
 
 ボールをもらう動きと、DFラインの裏に抜ける動きのタイミングが良い。そうして、ボールを受け方や受けた時の選択肢があるなかで、積極的にどんどん攻撃的な決断ができている。何より、シュートへの意欲と感覚が非常に鋭い。
 
 DFB杯1回戦のカールスルーエ戦では、チーム4点目となるゴールを決めた。公式戦では実に9か月ぶりの得点。本人も「絶対に点を取りたいと思って試合に入っているので、それがプレーに表われているのかなと思います」 と意欲十分だ。
 
 この好調さを維持し、さらに調子を上げていくことができるのではないかと期待も膨らむ。ハノーファー浮沈のカギを握る選手となりそうだ。
 
 
◇宇佐美 貴史(デュッセルドルフ)
 
 熱望していたデュッセルドルフへのレンタル移籍は実現した。片思いだったわけではない。フリードヘルム・フンケル監督は、「幾らでもいいから、タカを獲得したい」と話していたほど、クラブからも求められた。
 
 ブンデスリーガ昇格を果たしたデュッセルドルフだが、「幾らでも出せるわけではない」(フンケル監督)クラブが大胆な戦力補強ができるわけではない。それだけに、一人ひとりの選手がどれだけ、それぞれの能力を発揮できるかが重要になる。
 
 宇佐美に求められるのは、結果に繋がるプレーだ。苦しい試合展開でも状況を打破し、ゴールへ結び付ける。味方のサポートが乏しいなかでも、ボールを収めてタメを作る。カウンターから一気にシュートまで持ち込む……。
 
 宇佐美らが、そうした「プラスアルファ」を生み出すことができれば、デュッセルドルフは1部残留への活路を見出すことができるだろう。
 
 DFB杯1回戦では、メンバーから外れた。プレシーズンを通してアピールしてきた選手とはまだ差があると、フンケル監督は指摘している。だが、必要とされる時は必ず来る。その時に備えて、じっくりと準備を整えていきたい。
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