ガンバのすべてを一変させた! 新指揮官、宮本恒靖はやはり只者ではなかった

カテゴリ:Jリーグ

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年07月28日

「みんなで頑張ります」に込めた熱き想い

試合は1-1のドローに終わったが、G戦士の闘争心とハードワークは尋常ではなかった。浮上のきっかけとなるか。写真:川本学

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 試合中はテクニカルエリアに立ちっぱなしで選手たちを鼓舞し、サポーターをも奮い立たせた。まさに日本代表キャプテンを務め上げた、現役時代さながらのカリスマ性だ。1-1という結果にはもちろん満足しない青年監督だったが、上々の滑り出しと言えるだろう。
 
 早くも智将ぶりを覗かせた。
 
「鹿島の左サイド、あのインテンシティーの高さをどう抑えるかを考えて、今日はあのふたり(オ・ジェソクと米倉恒貴)でスタートした。4-4-2のスライドのところも期待しながら、後半に(藤本)淳吾を入れて攻撃面で勝負に出るというプランでした。鹿島の個々のレべルの高さを感じつつ、それでもこちらが徐々に上回って……。どちらが優勢なのかを含めて、冷静に戦況を見ることはできていたと思います」
 
 結果は引き分けで、勝点1を上積みしたに過ぎない。順位は変わらず16位で、降格圏の一歩手前と崖っぷちのままだ。

 
 だが兎にも角にも、かつてない“熱”をツネ監督が生み出したのは間違いない。ポツリと呟いた「みんなで頑張ります」は、ガンバ大阪というクラブを愛する者、そこに携わる者すべてを巻き込みながら、大きなうねりとなっていくのではないか。そう感じさせるほど、空気を一変させた。
 
 やはり宮本恒靖は、只者ではないのだ。
 
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
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