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【ベルギー2-0イングランド|採点・寸評】粘るイングランドに“トドメの一撃”を突き刺したアザールがMOMに!

カテゴリ:国際大会

内藤秀明・井川洋一

2018年07月15日

ベルギー――クラブチームのような練度の高いチーム。

今大会のベルギーは一気に敵陣になだれ込むカウンターなどに、チームとしての完成度の高さがうかがえた。(C)Getty Images

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[FW]
7 ケビン・デ・ブルイネ 8

監督の意図をピッチ上に落とし込むブレイン。偽のフォワードを開始点としながら、中盤まで下がってボールを受けては、確実に相手の嫌がる展開につなげた。時間とスペースをコントロールし、ルカクの絶好機だけでなく、アザールのゴールもお膳立てした。

9 ロメル・ルカク 6(60分OUT)
先制点につながる見事なキーパスで良いスタートを切ったが、自身に訪れた2度の決定機はボールが収まらずに逸した。前線から規律ある守備は好印象も、疲れを隠せず、交代を命じられた。

☆MAN OF THE MATCH
10 エデン・アザール 8.5

重心が低く、緩急と小回りの効くドリブルはこの日も脅威に。チームメイトに確実に時間を作り、コンビネーションも見事だった。裏に抜け出すタイミング、鋭さ、テクニックも抜群で、最後に逆襲からその活躍にふさわしいゴールで締めくくった。
 
[交代出場]
DF

3 トーマス・ヴェルメーレン 6.5(39分IN)
左のCBに交代で入り、インテリジェンスを感じさせるポジショニングとクリーンかつ執拗な寄せでクリーンシートの要因になった。

FW
14 ドリース・メルテンス 5.5(60分IN)
ルカクと交代で前線に入り、すぐに訪れたカウンターのチャンスをふいにし、終盤にはまたも逆襲からビッグチャンスを得るもキックミスで逸する。大会を通してやや消極的な印象で、大舞台向きではないか。

MF
19 ムサ・デンベレ -(78分IN)
チームメイトに声をかけ、ディフェンス組織の綻びを修正。周囲を動かし、シンプルにボールを回してリズムを生み出した。


[監督]
ロベルト・マルティネス 8

3位を狙い、ベストメンバーに未来の主軸を加えた編成で臨み、見事に目標を達成した。5バック気味の3-4-3で、攻守に完璧な統率が取れたパフォーマンス。各ラインに明確な司令官を置き、適切な距離感でプレスをかけ、ボールを奪ったら、殺傷能力の高い逆襲を繰り出した。高度な戦術を浸透させた上、選手の能力を十全に生かす手法に、求心力と戦術手腕の高さを感じさせた。大会を通してシステムや戦い方の幅とクオリティーを披露。クラブチームのような練度の高いチームを作り上げた見事な指導力は賞賛されるべき。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

文●井川洋一
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