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【クロアチア2-1イングランド|採点・寸評】 死闘を制したのはクロアチア! 最高評価は1G1Aのペリシッチが獲得

カテゴリ:国際大会

内藤秀明・サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月12日

クロアチア――巧みな試合運びで価値ある勝利。

勝利が決まった瞬間、喜びを爆発させるクロアチアの選手たち。(C)Getty Images

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[FW]
17 マリオ・マンジュキッチ 7(115分OUT)

CFでの起用に応え、しっかり結果を出した。109分、ペリシッチのヘッドによるパスに素早く反応し、冷静に逆転ゴールを流し込んだ。前線からの守備も怠らず、115分にピッチを退くまでイングランドDF陣にプレッシャーをかけ続けた。
 
[交代出場]
DF
22 ヨシプ・ピバリッチ 6.5(95分IN)

最初の交代選手として左SBで出場。ストゥリニッチからレギュラーポジションを奪ってもおかしくないほど、攻守に積極的な動きを見せた。

FW
9 アンドレイ・クラマリッチ 6(101分IN)

疲れの見えたレビッチに代わって中盤の右サイドに入り、120分にはカウンターからダメ押しの3点目を果敢に狙いに行った。逆サイドでフリーになっていたペリシッチの存在に気付いていればという後悔も。

DF
5 ヴェドラン・チョルルカ -(115分IN)

マンジュキッチとの交代でピッチに入り、最終ラインでプレー。積極果敢にオーバーラップを仕掛けるなど、チームの勝利に貢献した。

MF
19 ミラン・バデリ -(119分IN)

完全にエネルギーの切れたモドリッチとの交代で出場。

[監督]
ズラトコ・ダリッチ 6.5

動かなかったのか、動けなかったのか。そのどちらかは定かではないが、決勝トーナメントに入ってから、2試合連続で延長まで戦っていたにもかかわらず、95分にストゥリニッチがピッチに座り込むまでひとりも交代しなかったのは、やや理解に苦しむところだ。結果は良いほうに転んだが、コバチッチやクラマリッチらを早めに投入していれば、もっと楽に試合を進められた可能性は高い。ブロゾビッチをアンカーに置く4-3-3システムは、主力が疲弊していたこともあり、いまひとつ機能しなかったものの、それでもさすがは「クロアチア史上最強」と言われるチームだ。巧みな試合運びで価値ある勝利を手にし、初のワールドカップ・ファイナルへと駒を進めている。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

文●竹田忍(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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