「日本は外国人監督を招聘すべき」仏誌・編集長は西野監督の経験不足を厳しく指摘

カテゴリ:日本代表

レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)

2018年07月06日

より優秀なGK、CBコンビ、センターフォワードが必要だ

日本代表の戦いぶりを分析したラコンブ氏は、センターラインのさらなる強化を提唱する。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 サムライ・ブルーはロシア・ワールドカップの戦いの軌跡から、一定の誇りを引き出すことができるだろう。
 
 だが、これで喜んではならない。結局のところ、4試合のうち1試合しか勝利しなかった(それも11人対10人で)うえ、2試合は敗北に終わったのだから。
 
 世界でより遠くまで行くのを望むなら、もっと確かで堅固な「背骨」を見つけねばならないだろう。チームを身体にたとえた時に、身体全体を支える「背骨」である。
 
 つまり、川島よりいいゴールキーパー、もっとアスリート能力が高く空中戦でのバトルにも効果的なセンターバックコンビ、そして何よりもビッグスケールのセンターフォワードが必要だ。センターフォワードのポジションは、依然として日本フットボールの「鎖の弱い輪」になっている。
 
 しかも、代表を率いる監督を任せるという面でも、いい選択をしなければならないだろう。
 
 西野朗監督は難しい任務をどちらかと言えばよくこなしたが、しかし私はやはり、開幕まであと3か月という時点でヴァイド・ハリルホジッチをクビにしたのは過ちだったと、今も強く確信している。
 
 ここから4年間の新サイクルをスタートするには、外国人監督を招聘した方がいいだろう。国際的コンペティションから解放されており、長期的に日本に腰を据えられる外国人監督だ。
 
 そして、その監督にとっての目標も、しっかり明確でなければならない。つまり2022年のカタールで、ベスト8に到達するという目標である。
 
文●レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)
翻訳●結城麻里
 
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