「日本は外国人監督を招聘すべき」仏誌・編集長は西野監督の経験不足を厳しく指摘

カテゴリ:日本代表

レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)

2018年07月06日

ベルギー戦は日本の現状を見るうえで完璧なレジュメになっていた

日本は惜しくも8強に届かず。ベルギー戦での戦いぶりを称賛する向きもあるが、ラコンブ氏は日本の看過できない欠点も挙げている。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 私は日本がグループリーグを突破するとは思っていなかった。だが日本はそれをやってのけ、ベスト8を決める戦いでもベルギーを相手に敗退したとはいえ、その戦いぶりは名誉あるものだったと言える。
 
 したがって、ロシア・ワールドカップで「日本は成功した」と言ってもいいだろう。2002年、2010年と同じベスト16まで勝ち上がれたわけだから、そう考えるのが自然だろう。
 
 敗戦というのは、チームを親しみやすい存在にすることがある。サムライ・ブルーがベルギーを相手に演じた試合のシナリオがあまりに残酷だったため、そのおかげもあって、日本への同情や日本の戦いぶりに対する感動が、世界中に広がった。
 
 だがやはり、言っておかねばならない。
 
 一般大衆の人気や好感度でフットボールが進歩するわけではない、という現実をだ。
 
 このベルギー戦は確かに、日本選手のあらゆるクオリティーを発露する場となったが、同時に彼らが改善すべき点もすべて暴露する場になった。要するにこの試合は、日本の世界における現状の立ち位置を見るうえで、完璧なレジュメになっていたと言える。
 
 まずクオリティーの方はどうだっただろうか。
 
 断固として攻撃的にプレーし、常に前へ前へと向かい、みなが互いのために努力し合い、シンプルかつダイレクトなコレクティブ・ムーヴメントを繰り返し、あらゆるプレッシャーから解き放たれたかのように正真正銘のリスクを冒しながら戦い抜いた――。これらはクオリティーそのものだった。
 
 では欠点の方はどうだったか。
 
 空中戦に重要な不足があったこと、ハイレベルのストライカーがいなかったこと、そして戦術面での未熟さが容赦なく結果に響いてしまったこと――である。
 
 アディショナルタイム最後の土壇場、あと1分というところで自分たちに有利なCKをゲットしておきながら、そこから敵のカウンターを食らってゴールを奪われるなどというのは、思いつくことさえ不可能な話なのだ。
 
 そこにはもう守る者がまったく――またはほとんど――おらず、敵はゴールへまっしぐらだった。これは選手たちの経験不足を露呈しているばかりか、監督の経験不足をも雄弁に物語っていた。
 

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