【ロシアW杯総括】日本代表メンバー23人の通信簿

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年07月06日

酒井宏はセネガル戦でほぼ完璧なディフェンスをした

乾の活躍はセンセーショナルだった。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 ロシア・ワールドカップで輝いた選手は誰なのか? グループリーグ、ベルギーとの決勝トーナメント1回戦の計4試合のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価してみた。最高の「S評価」にしたのは4人。DF、MFに特筆すべき働きをした選手がいた一方で、FW陣は……。
 

【GK
1 川島永嗣 [評価]D
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:5.5(フル出場・1失点)
セネガル戦:4.5(フル出場・2失点)
ポーランド戦:6.5(フル出場・1失点)
ベルギー戦:5(フル出場・3失点)
ポーランド戦では32分に右手一本で弾くスーパーセーブを披露。とはいえ、セネガル戦のパンチングミス、ベルギー戦の3失点と大会を通して言えば精彩を欠いた。失望のワールドカップと言っていい。
 
12 東口順昭 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-
自身初のワールドカップは残念ながら出番なし。不調気味の川島から定位置を奪取できなかったのは国際経験が足りなかったからか。この悔しさを、7月に再開するJリーグにぶつけてもらいたい。
 
23 中村航輔 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-
東口と同じく出場機会に恵まれなかった。練習前のボール回しでは笑顔も見られていたが、この状況に満足しているはずがない。4年後のワールドカップに向けてリオ五輪世代を引っ張っていきたい。
 
【DF
2 植田直通 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
試合に出なくてもミックスゾーンで声をかけられれば真摯に対応。鹿島のチームメイトである昌子の奮闘に大きな刺激を受けたはずで、ここからの成長が楽しみである。
 
3 昌子 源 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6.5(フル出場)
セネガル戦:6(フル出場)
ポーランド戦:-
ベルギー戦:6(フル出場)
コロンビア戦でファルカオと、ベルギー戦ではルカクとマッチアップして世界を体感。ビッグネームにも怯まず、堂々と渡り合っていた。ベルギー戦後の“涙”がこのDFをさらに強くするはずだ。
  
5 長友佑都 [評価]S
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:7.5(フル出場)
セネガル戦:6(フル出場・1アシスト)
ポーランド戦:6(フル出場)
ベルギー戦:6(フル出場)
左サイドを激しく上下動。セネガル戦では果敢なオーバーラップから乾のゴールをアシストした。ピッチ外でも魂溢れる言動でチームを引っ張り、文字通りフルスロットルの働きぶりだった。
 
6 遠藤 航 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-
右SBで先発出場したパラグアイとの親善試合でアピールできず、本大会ではベンチが定位置に。4年後は代表の主軸として臨むべく、ここからの取り組みが重要になる。
 
19 酒井宏樹 [評価]S
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6(フル出場)
セネガル戦:7(フル出場)
ポーランド戦:6.5(フル出場)
ベルギー戦:6(フル出場)
4試合フル出場で、どの試合も右SBとしてタフに戦った。空中戦でも当たり負けしない強靭なフィジカルが素晴らしく、セネガル戦ではほぼ完璧なディフェンスで名手マネを封殺した。
 
20 槙野智章 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:5.5(フル出場)
ベルギー戦:-
スタメンを張ったポーランド戦ではレバンドフスキに決定的な仕事をさせなかった。他の3試合ではベンチからの声でチームメイトを鼓舞し、その後方支援に長友も深い感謝を示していた。
 
21 酒井高徳 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:5.5(フル出場)
ベルギー戦:-
ポーランド戦では攻守両面で中途半端なポジショニングが目立ち、良い意味でのインパクトを放てず。ベルギー戦後のミックスゾーンでは「次のワールドカップは目指さない」とコメントした。
 
22 吉田麻也 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6(フル出場)
セネガル戦:6.5(フル出場)
ポーランド戦:5.5(フル出場)
ベルギー戦:6(フル出場)
守備陣のリーダーとしてセットプレーからいくつか失点したのはいただけない。直接関与していたかはさて置き、統率力に問題があったとの見方はできる。ただ、個に目を移せばカバーリングと読みのセンスは素晴らしく、特にベルギー戦の前半の守備はスーパーだった。
 
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