リオネル・メッシ、クリスチアーノ・ロナウド、ネイマール……４年に一度の祭典でファンが楽しみにしているのは、超一流選手たちによる規格外のパフォーマンスだろう。その一方で、ワールドカップでは、常に新たなヒーロー候補が登場する。スカウトたちはそんな新星たちを見出そうと目を光らせている。

　イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、７月５日付の紙面で、「ロシアの新星たち」という記事を掲載。同紙による今大会の「サプライズ・ベストイレブン」を発表した。そのうちの一人に、日本代表MFの柴崎岳も選出されている。
 

『Gazzetta dello Sport』は、柴崎について、「日本のアンドレア・ピルロと呼ばれる。おそらく少し大げさだが、格に満ちあふれた選手で、アシストを供給」と紹介。「ベルギー戦でもベストプレーヤーだった。本当に興味深い選手」と賛辞を寄せた。

　ただ、同紙は、柴崎の所属先をベティスと報じている。同じリーガ・エスパニョーラで戦い、新シーズンからベティスでプレーする乾貴士と間違えたのだろうか……。その真相のほどは定かではない。

『Gazzetta dello Sport』による「サプライズ・ベストイレブン」は以下のとおり。３大会ぶりのベスト８進出を果たしたイングランドからは３選手、開催国として望外の躍進を見せるロシアから２選手が選出され、日本と同組だったセネガルからも１人が選ばれている。

［GK］
ジョーダン・ピックフォード（イングランド／エバートン／24歳）

［DF］
バンジャマン・パヴァール（フランス／シュツットガルト／22歳）
ジェリー・ミナ（コロンビア／バルセロナ／23歳）
ハリー・マグワイア（イングランド／レスター／25歳）
ルドビク・アウグスティンソン（スウェーデン／ブレーメン／24歳）

［MF］
キーラン・トリッピアー（イングランド／トッテナム／27歳）
ダレル・クジャエフ（ロシア／ゼニト／25歳）
柴崎岳（日本／ヘタフェ／26歳）

［FW］
イルビング・ロサーノ（メキシコ／PSV／22歳）
アルテム・ジューバ（ロシア／アルセナル・トゥーラ／29歳）
イスマイラ・サール（セネガル／レンヌ／20歳）