年代別の代表に名を連ねた後、94年4月20日にアイルランド戦でA代表デビュー。同年夏のアメリカ・ワールドカップで最終メンバーに入ることはできなかったが、2年後のEURO1996でメジャーイベント・デビューを果たす。しかしこの大会で彼は、フース・ヒディンク監督を批判したことで、途中で帰国させられてしまった。
このようなことがあったにもかかわらず、以後もヒディンクから重用されたダービッツは、これに応え、98年フランスW杯では中盤で抜群の働きを見せて、チームの4位入賞に大きな貢献を果たした。
2度目のEUROとなった2000年大会でも、彼は攻守で安定したプレーを披露。しかし、自国開催ということで優勝を狙った大会、準決勝でイタリアを一方的に押し込みながらも、ことごとく攻撃陣がチャンスを逸し、PK戦の末に敗れるという結末に終わったことで、満足感はなかった。
ダービッツにとって最後のメジャーイベントとなったのはEURO2004。守備的MFとして見事なボール奪取を見せるとともに、攻撃のスイッチを入れる役割を完璧にこなした彼は唯一無二の存在であり、オランダもベスト4入りという好成績を残した。
翌年は代表から遠ざかり、10月のドイツW杯予選で1試合に出場したのみ。06年のW杯で最終メンバーから漏れたことで、オレンジのユニホームを脱いだ。最終成績は74試合出場6得点だった。
代表でのキャリアは05年で幕を閉じたダービッツだが、クラブではまだ歩みは続いていく。04年にユベントスからインテルに移籍し、ここではコッパ・イタリアを獲得するが、1シーズンで退団し、32歳にしてプレミアリーグに挑戦。トッテナムでの1年目は、リーグ31試合に出場して存在感を示した。
しかし2年目で出番を失うと、07年1月に古巣アヤックスへ復帰したが、2シーズン目の開幕前に骨折してしまい、14試合の出場に止まる。そしてここから2年のブランクを強いられ、10年8月にイングランド2部のクリスタル・パレスに加入したが、公式戦7試合に出場しただけで、同年11月に退団した。
それからまた2年後、今度はイングランド4部のバーネットにプレーイング・マネージャーとして加わり、2シーズンで通算36試合に出場して、ついにその長いキャリアに終止符を打った。
ピッチ上では精力的かつ献身的なプレーでチームを助ける一方で、強気で妥協しない性格から、所属チームの監督との衝突を繰り返したダービッツ。前述のヒディンクの他、ユベントスではマルチェロ・リッピ、インテルではロベルト・マンチーニとも関係は険悪になり、それが移籍の原因となった。
1999年以降はゴーグルを着用して試合に臨み、後に彼のトレードマークともなったが、これは左目に緑内障を発症したしたためであり、失明の危険すらあった。また、同年には薬物使用で出場停止処分を受けるが、本人いわくこれも、左目の治療の際に使用された薬品が原因だったという。
引退後は、サッカー界のレジェンドとして、様々なイベントに登場し、今年3月にはオランダU-20代表チームの指導に携わるようになったダービッツ。その手腕により、彼のような代えの効かないような優れた選手を、どれだけ世界に送り出せるかが非常に楽しみだ。
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